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台湾のここがすごい!いいところランキングTOP5!

台湾のここがすごい!いいところランキングTOP5!

ど〜もこんにちは。

台湾マスターです。

さて、前回「日本人が台湾で感じる違和感ランキングTOP5!それおかしくね?」という記事を書き、台湾マスターが違和感を覚えることを超個人的な意見として書きました。

今回はその逆で、台湾のすごいところ、いいところについてランキング形式で書こうと思います。これについても私の独断と偏見で判断したランキングですので、様々な意見があるかとは思いますが、軽〜く読んでいただければと思います。

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第1位 台風休み

自然災害が猛威を振るう昨今、もうこれは外せないでしょう。文句なしの1位獲得です。

台湾には地方政府発令の台風休み(台風休日)というものが存在します。正式には「天然災害停止上班及上課作業辦法(日本語:自然災害休業休校措置法)」という、1990年に制定された法律に則った「休業休校措置」です。

この法律は自然災害を対象とし、現在基本的には台風襲来の際に多く適用されています。

直轄市長(日本語:政令指定都市市長)県長には、企業や学校の「休業/休校」を決定できる権限が与えられており、台風襲来の際、休業や休校についての判断を前日に発表します。稀に当日になって午後からの半休を命令したりすることもあります。例えば2018年7月10日(火)、台北や新北市では当日の午前10時過ぎに午後4時以降の業務停止を命令し、混乱を招いたりしましたが、どうであれ台湾は国民の命を非常に大切していますね。

どこで休業休校を調べるのかと言いますと 「行政院人事行政總處 天然災害停止上班及上課情形」というサイトにアクセスして確かめることができます。

この記事を書いている7月14日は台風も発生してませんし、自然災害も発生していないため、下のような画面が出ます。

画像元:「行政院人事行政總處 天然災害停止上班及上課情形」

今日は「無停班停課訊息。」ということで、「休業休校の情報なし」ということになります。

台風が発生したりしますと、このホームページ左上にある「縣市名稱」という欄に台湾の県&市の名称が出ます。そして真ん中の「是否停止上班上課情形」という欄に休業か休校かの決定事項が記されます。この欄にもし

「明天停止上班、停止上課」

と書かれていれば、「明日は休業休校」ということになります。

「明天照常上班、照常上課」

と書かれていれば「通常営業、通常登校」となります。

ちなみに下のスクショは2018年8月24日の情報です。

臺中以南の地域はは豪雨のため「今天停止上班、停止上課。(今日は休業休業)」となっていますね。

 

 

台風襲来の際は、みんなテレビを付けて確認するか、このホームページをみて確認するかします。

明らかに強烈な台風が来た時は、地方政府も早々と休みの判断を下しますが、台風の進路が微妙で判断に困るときは夜10時に翌日の動向が発表されます。早寝早起きの私には結構キツイ時間帯です。

自然の脅威が迫っている場合は強制退去命令を出し、国民を強制的に安全な場所に避難させたりもします。

日本では政府命令で休みになったりなんかしないですよね?学校は暴風警報等が発令されれば休校になりますが、企業は大雨が降ろうが、風が吹こうが、大雪が降ろうが基本出勤しないとダメですよね。

当たり前ですが、これ、非常に危険です。

今年発生した「2018年7月西日本豪雨」でも200人以上が犠牲になりましたが、自治体や企業が何らかの強制的な発令を出していれば被害を軽減できたのではと議論されていますね。この点、台湾は各地方政府命令で休業休校を決定しますので、非常にはっきりしてわかりやすく防災という点では優れた方法です。

選挙で票を得るために、大した影響がでない台風にも「台風休み」を発令する市長や県長がいる、とよく揶揄されていますが、安全というのは本当に大事ですので、自然災害が迫っている時に限っては臆病なくらいがいいですね。

ちなみに政府命令で台風休みになった場合、その日の給料はどうなるか?についてですが、これは企業によりけりです。「有給」扱いにして給料を出す企業もあれば、その日の1日分の給料を引く企業もあります。

私の会社は給料から1日分天引きされてしまいますので、台風休み全然嬉しくないです。

がしかし!

安全を考えた場合、この「台風休み」というのは非常にいい制度です。

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第2位 ビジネススピード

私はこっちで働いて長いんで、実際目の当たりにしている光景ですが、台湾一流企業のビジネススピード半端ないです。

これについてはホンハイ(鴻海)に買収されたシャープの例を見ればわかりますね。ホンハイ出身の台湾人、戴正吳さんがシャープの社長に就いて以降、凄まじいスピードで改革をやってのけ、今では東証1部に復帰し、黒字化を達成しましたもんね。

日本人経営者にはできないスピードで適正化して行きます。

これが台湾ビジネスの特徴と言えます。

日本には「石橋を叩いて渡る」タイプの企業が多く、ビジネススピードとしてはどうしても遅くなってしまいます。もちろんそうするメリットも十分にあるので一概に「このやり方はダメだ」とは言い切れないですが、台湾はスピード重視です。「行け行けドンドン!」という形容がピッタリですね。

とにかく決定してからのスピードが半端ない。

九州くらいの大きさしかない台湾にBtoBで有名な超一流企業が多いのもこのビジネススピードに起因しています。

第3位 人情味溢れる、融通が利く国民性

台湾人は冗談抜きでいい人が多いです。

東京の下町にいそうな「フーテンの寅さん」みたいな男性から、大阪のヒョウ柄パンツを履いたうるさいおばさんまで、人懐っこい人が多いです。

ご存知の通り親日の国なので、特に日本人に対してはよく世話してくれます。困っている日本人がいれば、自分は言葉ができなくても助けに行こうとします。

日本人としてこれは嬉しいですね。

台北にいれば日本語しかできなくても十分に生活できちゃいますからね。こんな国、他にありますかね?まずないでしょう。

正義感が強い人も多いです。

よく市民が凶悪犯を捕まえたとか、凶悪犯から市民を守ったとかそういう報道がされています。実際私の友人も台湾人に絡まれ殴る蹴るの暴行を受けましたが、近くにいた台湾人数人がすぐに飛んできて助けてくれたといっていました。

見て見ぬ振りをする人が多い中、そんな勇気ある行動をとる人が多いのは事実です。素晴らしいですね。

そして私が大好きな国民性、それが

融通が利くことです。

日本なら「決まりは決まり」という考え方が先行して、何を言おうが相手にされない場合が多いですが、台湾なら交渉次第でなんとかなっちゃいます。

きちんと事情を説明すれば相手が警察であろうが誰であろうが、割と臨機応変に対応してくれます。

日本のような冷たさはないですね。素晴らしいです。

私自身もこのおかげで罰金を払わなくてよくなったり、本当は止めてはダメな駐車場に止めさせてもらったりと色々助けられています。

この超法規的措置をサラッとやってくれる人情味溢れる台湾人。

私は好きですね。

 

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第4位 携帯電話の人口カバー率

日本だと田舎に行けばドコモ一択と言われたりしますが、山奥に行ったりするとよく電波が圏外になったりしますよね?

台湾はその点、人口カバー率が半端ないです

結構な山奥に行ったりしても電話が通じます。私は現在「台湾之星」という一風変わった名称の弱小激安キャリアを使用していますが、そんなキャリアでも山奥で電波バンバン飛んでます。

以前は中華電信という日本でいうドコモの台湾大手のキャリアを使用していましたが、その時は圏外になったことはありませんでした。

なぜそんな山奥でも通じるのか?私なりに考えてみました。

台湾の先住民族は今でも台湾の山奥に住んでいます。台湾においては過去に先住民差別等の問題があり、(今もありますが)国の政策として現在は様々な分野で先住民が優遇されています。そういう兼ね合いもあるためか、先住民の住む田舎の山奥でもきっちり電波が通じるようになっているのではないのかと推測しました。

本当のところはわかりませんが、基本どんなキャリアでも圏外で困るということがないので、安心していろんな場所に行けます。アウトドア好きな私にとっては、これは非常にありがたいことですね。

台湾凄いです。

第5位 飯が美味いしフルーツの種類が豊富

これはもう誰も異議を唱えないでしょうね。

グルメとフルーツのパラダイス。それが台湾

小籠包、餃子、シュウマイなどなど、美味しいグルメがたんまりあるので、すぐに太ってしまいます。私の知っている出張者で台湾料理が不味いなんて言った人、一人もいませんもんね。日本人の口に合う料理がたくさんあります。

ミシュランガイド台北も今年発売されましたし、食については世界的にも評価されています。

また夏の時期になるとマンゴーやパパイヤなど、もう病みつきになる美味しいフルーツが安値で手に入りますし、冬になってもフルーツの種類は豊富です。

実際、果物や農作物の研究はかなり進んでいて、日本の農家、特に果物農家との交流があります。果物農家やってる親戚も勉強会で台湾に来たりしてます。

終わりに

まだまだたくさん素晴らしい点、すごい点はありますが、今回はTOP5までとしておきます。

私は台湾が好きです。本当に良い国だと思います。

もちろん違和感を感じる点や嫌いな部分もありますが、好きで自分のスタイルに合っているからこそ15年もこちらで生活できています。

また新たに発見できた点があればTOP6以降について書きましょうかね。

以上

台湾マスターでした。

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