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電柱に蜜蜂が大量発生!本物のはちみつと偽物の見分け方。

電柱に蜜蜂が大量発生!本物のはちみつと偽物の見分け方。

どうもこんにちは。

台湾マスターです。

今回は、先日衝撃的な光景を街中で見かけたのでそのことについて書こうと思います。

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電柱に群がる蜜蜂

先日近所を歩いていると、電柱付近に黒い虫がたっくさん飛んでいるのを見かけました。

物騒なご時世だなあ。

と思いながら近づいてみると、なんと蜜蜂でした。

そしてよーく電柱を見てみると、その電柱の穴から数十匹の蜜蜂がわたしに向かって

「よっ!最近どう?」

と言わんばかりに勢いよく飛び出してきました。

それがこちら↓↓

写真にはあまり写ってないですが、もっと大量の蜜蜂がこの付近を飛び回っていました。

はじめて見る光景だったので、めちゃくちゃビックリしました。

なぜに電柱!!??

もっと若い血気盛んな少年時代にこの電柱に遭遇していれば、電柱の穴をほじくり倒して、内部をCCDカメラで撮ることもいとわなかったでしょうが、さすがにアラフォーの既婚者なんで、そんなことはせずに、じっと観察していました。

電柱の穴という穴から蜜蜂が飛び出してきます。さながらホラー映画のようでした。

結構グロテスクです。

で、なんで電柱から出てくることが可能なのか全く持って意味不明でした。

私の頭の中の電柱のイメージは、内部にコンクリートが詰まっている状態だと思っていたので。。。

図面で表すとこんな感じ↓

時間がなかったんでテキトーな超チープなポンコツ図面になってしまいましたが、皆さんも電柱ってこんなイメージですよね?

でも調べたところ、

電柱って内部は空洞なんです!!!

画像元:自由時報「女駕駛撞倒電線桿 網友笑:這車也太強硬」

上は台湾の写真です。

事故ってへし折られた電柱ですが、見事に空洞ですね。ちくわみたいです。

で、同じく台湾のネットで電柱の画像を探していたところ、こんなものまで見つかりました。

画像元:中央通信社「台東最高的火龍果 吃不到只能觀賞」

電柱のてっぺんにドラゴンフルーツがなっています!!!

なんか中南米のレゲエ歌手みたいですね。

これは台東という花蓮県の下にある地方で激写されたものですが、なんかすごいです。

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少し話が脱線してしまいましたが、とにかく電柱の内部は空洞なんで、蜜蜂も内部に巣を作ることが可能なんですね。

しかも外はコンクリで鉄壁ガードされてるんで、

安全この上ない。

思う存分、子育てに励むことができます。ナイスな立地条件ですね。

蜂界のタワーマンションとでも言っておきましょう。巣の位置関係で「階層ヒエラルキー」があるかもしれません。

とまあ、いろいろ電柱を観察して興味深かったんですが、それ以上に知りたいのが、

内部にちゃんと巣があって、はちみつが存在しているのか!!??

ということです。

残念ながら、蜂防護服を持参してなかったんで内部をほじくりまわして確認することはできませんでした。また近くに行った際に進捗があればご報告いたします。

で、蜜蜂つながりで話したいのが、はちみつの事です。決して月亭さんの事ではないです。

本物のはちみつと偽物のはちみつ

結婚してから知ったのですが、世で売り出されているはちみつは本物と偽物があるとのこと。

本物のはちみつというのはもちろん「天然のはちみつ」で、蜂の巣から取り出された高純度の「蜂の蜜」です。

偽物はいろいろあって、はちみつが全く入っていない「はちみつ風味」のはちみつであったり、はちみつは一応入ってるけど輸入物の「格安はちみつ」を水あめとか水で薄めて作ったりとか。

100%の純はちみつは圧倒的に少ないようです。

日本でも話題になっていますが、食にうるさい台湾でももちろん話題になっています。

以下、台湾で本物のはちみつを見分ける方法を記します。

ポイント1 ラベルをチェック

画像元:台湾養蜂協会ホームページ

これは台湾養蜂協会が推進してる国産はちみつを証明するラベルとなります。販売されているはちみつの容器にこのラベル(偽造防止シール)が貼られていればまず安心できます。

シリアルナンバーの頭には「H」か「R」の文字があり、

H=はちみつ

R=ローヤルゼリー

です。

アルファベットの次に数字が書かれていますが、これは内容量を表しており

「1」=1キロ未満

「2」=1キロ以上2キロ以下

ということです。

養蜂協会や外部機関が、登録済みの業者に対し抜き取り検査を実施したり、立ち入り検査(臨検)を実施したりして、生産しているはちみつの品質をチェックしています。

ちなみに、このラベルを貼ることができる品質基準は以下となっています。中国語ですが、日本語とあまり変わらないので、だいたいの内容は理解できると思います。

画像元:台湾養蜂協会ホームページ

日本養蜂協会の規格はというと

1.はちみつの性状はちみつは淡黄色ないし、暗褐色のシロップ状の液で、特有の香味があり早晩結晶を伴うものである。
2.水分(於:温度20℃)22%以下
3.果糖及びぶどう糖含有量(両者の合計)60g/100g以上
4.しょ糖 5g/100g以下
5.灰分(電気伝導度)0.8ms/cm以下
6.H.M.F.5.9mg/100g以下
7.遊離酸度 100gにつき1Nアルカリ5ml以下
8.でん粉デキストリン 陰性反応
9.ジアスターゼ活性値 10以上
10.抗生物質 陰性反応

引用元:日本養蜂協会ホームページ

素人なんでどちら基準の方が厳しいのか、はっきりした事はわかりませんが、パッと見た感じ、水分やH.M.Fでは台湾の基準の方が厳しいように見えます。

いずれにしても、台湾で本物のはちみつを購入したい場合、このラベルが貼ってある製品を選ぶようにしましょう!!

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ポイント2 透明度を見る

画像元:ETtoday健康雲ホームページ

はちみつは透明の容器に入れて売られていますね。なんで、上の写真のように持って、指が目視できるか確認して見ましょう!

もし指が見えて、透明度が高ければ偽物の可能性があります。

逆に指が見えないようなら本物である可能性が高いです。

上の写真の場合は、左が偽物で、右が本物です。

本物のはちみつは酵素やビタミン、ミネラルがたくさん含まれているため、透明度が低いです。

透明度が異様に高いものは偽物と疑った方が良さそうです。

ポイント3 水で希釈し泡立たせる

画像元:自由時報ホームページ「廚房生活小知識」

水で希釈して泡立たせて見ましょう!

泡立ちが悪く、透明度が高い場合は偽物の可能性があります。

泡立ちが良く、透明度が低く濁る場合は本物の可能性が高いです。

上の写真の場合、左が本物で、右が偽物です。

本物はきめ細かいビールのような泡立ちが続き、時間が経っても泡は消えません。

偽物は泡が大きく、置いておくと泡が消えます。

以上が、簡単に本物と偽物を見分ける方法になります。

終わりに

今回は電柱内部に蜜蜂が巣を作っているという衝撃的なニュースとともに、ついでに本物のはちみつと偽物のはちみつの見分け方を紹介しました。

小さい頃は朝ごはんとして、トーストにバターを塗って、はちみつをつけて食べるのが日課になっていました。

当時我が家で食していたはちみつは、使用するにつれて白い結晶が目立ち、出が悪くなってイライラしながらトーストに塗っていました。

と同時に、手もベトベトになるんで、潔癖な私は「もう勘弁してくれと」と、辟易していました。

皆さんも同じような体験をされた事があるのではないでしょうか?

最後になりますが、実はもう一点見分け方があるそうです。

原則として、本物のはちみつは濃度が高く、ドロドロしていて、置いておくと白い結晶が吹き出ます。白い結晶が出ないものや、サラサラしてるようなはちみつは加工されていたりする「偽物」の可能性が高いです

という事なので、今考えると当時私の親は本物のはちみつを買ってたんでしょうね。

当時は全くそんな事情知らなかったので、めっちゃイライラして、

ハンガーストライキを起こそうかと

幼心にも計画していました。

今はただただ親に感謝です。

以上

台湾マスターでした。

「はちみつ」は武州養蜂園。