台湾マシールをルアーで釣るなら苗栗の後龍渓。アクセスは?
ど~もこんにちは。
ルアー釣りが大好きな台湾マスターです。
さて、このブログではちょくちょく台湾での釣りの記事をUPしています。海であったり、渓流であったり、釣り堀であったり、まあいろいろ紹介してるのですが、アクセスの良い釣り場というのは本当に限られています。
そこで、今回は電車で行けて、アクセスも悪くない場所をネットを駆使して探しまくり、そしてなんとか見つけましたのでご紹介させていただきます。
その場所は
苗栗にある後龍渓!!
この場所で憧れの台湾マシールが釣れるんです!!
※2019年10月現在、護岸工事のため立入禁止となってます。
後龍渓のアクセス方法
後龍渓は苗栗県にあります。
台湾に住んで長い方なら苗栗という場所がどこにあるか知っていると思いますが、台湾の中でもかなりマイナーな場所なので、日本に住んでいる方は聞いたことがないと思います。
ただ、最近では新幹線の駅もできましたので、徐々にではありますがアクセスも改善されています。
では、後龍渓へのアクセス方法を見ていきましょう。
新幹線(高鐵)で行く
ルート:新幹線台北駅~苗栗駅
料金:430元(日本円約1,550円)
乗車時間:46分
新幹線・苗栗駅を下車し、台鉄(在来線)に乗り換えます。連絡通路があるので、在来線にすぐに乗り換え可能です。
ルート:台鉄豊富駅〜台鉄苗栗駅(1駅)
料金:15元(日本円約55円)
乗車時間:約5分(ただ、ローカル線なので本数が少ないのがネック)
台鉄苗栗駅を降りたら、タクシーを捕まえて
「我要去中正路和龜山橋的交叉路口(中正路と亀山橋の交差点までお願いします)」
と運ちゃんに中国語で伝えるか、上の文章をそのまま見せるかしましょう。
ルートはこんな感じです。道が混んでなければ12分ほどで到着します。
タクシーを降りたら、釣り場はもうすぐそこです!!
道を渡り、左に少し歩くと歩道から川へ下りれる場所があります。下のGoogleMapでも細~い道が見えますよね。それです。そこが川へアクセスできる「奥の細道」です。
ストリートビューはこんな感じ。
そこから川に下りていきましょう。
番外編:台鉄苗栗駅からYouBikeで行く。
天気が良ければ台鉄苗栗駅からYouBikeで近場まで移動することも可能です。
苗栗駅前にYouBikeステーションがあるので、そこから苗栗地方法院(苗栗地方裁判所)までYouBikeに乗って行きましょう。
この記事に注目!!
ルートはこんな感じです。
地方裁判所でYouBikeを返却したら、そこから歩きましょう。歩いて10分強くらいで上で紹介した川へ直接アクセスできる場所に到着します。
在来線(台鉄)で行く
乗り換えが面倒くさかったら、台北から在来線でま~ったり田舎の風景を車窓から眺めながら台鉄苗栗駅へ向かいましょう。
ルート:台鉄台北駅~苗栗駅
料金:255元(日本円約930円)
乗車時間:約1時間40分
※下のGoogleMapでは新幹線のルートが表示される場合がありますので悪しからず。
新幹線と在来線のタイミングが合えば、新幹線に乗車した方が早く到着しますが、タイミングが悪ければ在来線をだいぶ待たないといけないので、台北から在来線(自強号)に乗ってきた方が早く到着するかもしれません。
この記事に注目!!
在来線台鉄苗栗駅に到着してからは、上で紹介した方法で後龍渓まで行きましょう!タクシーで行くか、YouBikeで行くかはあなた次第!!
車(レンタカー)で行く
電車や新幹線は面倒くさい。自分で車運転して行くぜ!っていう方は、高速を利用して行きましょう。
※日本の運転免許を中国語に訳したものを携帯していれば日本人観光客でも車が運転できるので、レンタカーに乗る人が最近増えています。
下は松山空港から出発した場合のルートになります。
台北の松山空港から車で高速乗って、だいたい1時間40分くらいで後龍渓の釣りポイントに到着です。
総合するとやはり車で行くのが一番早くて便利ですね。
車で来た場合、駐車場が気になるところですが、問題ありません。
車も停めれますよ。
上で紹介したストリートビューで、歩道から川方向へ下りる場所がありますが、車で直接下りていけます。すると、少し広い場所にでるので、そこに車を停めることが可能です。私が行った時は下の写真のように2台停まってました。もしここが空いていれば、ここに停めるのがベストです。
車を停めたら、釣り竿のセッティングをして行きましょう!!
川までのアクセス
場所に到着したら、上の「車(レンタカー)で行く」で紹介した道を下りていきます。
そうするとさっき紹介した車を停める場所があり、その隣にはサイクリングロードが整備されています。
こんな感じ。↓
このサイクリングロードは無視して、右方向を見てみましょう。そうするとこういう場所が見えます。
川口浩とか藤岡弘、なら迷わず突っ込んで行くような男心をくすぐる道が見えますので、そこをグイグイ進んで行きましょう。
そうすると、
入り口から歩いて2分くらいでしょうかね。こういう場所に出ます。
※実は、この右のエリアが結構広い(車を2台は停めれそう。)ので、SUVとか、別に傷ついてもいいようなワイルドな車に乗っている人は、ここまで車を運転してくることもできます。
前方のオレンジ色の橋が「亀山橋」と言います。これを目印にしましょう。
さらにオレンジ色の亀山橋に向かって進んで行くと。
橋の下に出ます。
もうこれ以上の説明はいらないでしょう!!
ここから釣りがスタートです!!
思う存分釣りを楽しんじゃってください!!
と、その前に、注意点を少しばかり。
後龍渓で釣りする際の注意点
台湾の川は生態系を守るために釣りが禁止されている場所が多いです。
後龍渓は釣りは禁止されていませんが、網を使った漁などは禁止されており、違反した場合、3万元から15万元の罰金が課せられます。
それに関する苗栗県の条例がこちら。
後龍渓は美味な「モズクガニ」が取れるため、悪質な業者が網などのワナを沈め大量に捕獲しており、毎年ニュースになっています。中国語がわかる方や、興味のある方は下の動画を参照してください。
釣りは禁止されていないので大丈夫なのですが、ネットの情報を見ると、地元の警察でも後龍渓は「釣り禁止」と勘違いしている警官もいるそうです。なので、万が一職質されて、罰金を払わされそうになったら、すかさずこの条例を見せ、ドヤ顔で見返してやりましょう!!
と言ってもこの場所にわざわざくる警官もいないでしょう。
台湾マスター的実釣レポート
ネットで調べまくったところ、
台湾の渓流や川はスプーンが鉄板。
という情報を入手していたので、迷いなくスプーンをセットしました。
実釣は午前11時スタートでした。
ネットでUPされている動画をみてると、オレンジの橋の下でも釣れているようですが、なんか味気ないポイントなので、スルーして奥に奥に進んで行きます。
こういう道なき道を進んで行きます。
まあ、「道なき道」って言ってもなんだかんだ道にはなってるんですがね。
そうすると、
なんかいい感じの水路が出現します。
そこでまずスプーンを投げてみます。
すると3投目で、
超かわいいナマズちゃんが釣れました。その後も立て続けにナマズちゃんがヒットしました。合計4匹くらいでしょうかね。一番大きかったナマズちゃんがこちら。
YouTubeの動画でナマズの唐揚げとか蒲焼きが美味しいという話なので、持ち帰って食べたかったのですが、食べる勇気はなくそのままお帰りいただきました。
そのまま道なりに歩いていくと、
結構な絶景です。
渓流ではありませんが、綺麗な川です。こういう場所での釣りは癒されますよね〜。ブラッドピット主演の「リバー・ランズ・スルー・イット」を思い出しますね。
まあ、ここだけの話、見たこと無いですけど。
で、そういう風景を楽しみながらスプーンを投げていると、
写真では伝わりにくいんですが、熱帯魚のように綺麗なティラピアちゃんが釣れました。
ここで2匹のティラピアちゃんをゲットし、さらに前進して行きます。
メインターゲットの台湾マシールはまだ姿を見せていません。
ずーと景色をみながら、キャスティングしながら歩いていると、最終的にはこういう場所に出ます。
ここでほぼ行き止まりですね。ウェーダーとかを着用していればまだまだ前進できるかもしれませんが、私は無課金の丸腰だったのでここまでです。
ちょっと真剣にウェーダー買おうかなと思いました。最近だいぶ安くなったし。
で、このエリアの川岸に到着するだいぶ手前から、人の気配に気づかれないようにスプーンを投げました。
動画で勉強したように、ゆっくりゆっくり巻きます。
すると1投目で、
いきなり35センチの台湾マシールが釣れました!!
いや〜、めちゃくちゃ引きますね。台湾人のルアーマンが台湾マシール釣りにハマる理由が理解できました。
これは楽しい!!!
で、写真を撮ったらすぐにリリースしました。
その後も続けてヒットしますが、手前でバラしてしまうという失態が2回続き、そして。
テッテレ〜!!
釣っちゃいました。
いゃ〜おもしろい!!この「ビビビッ」とあたりが来る感じがなんとも言えないですね。アドレナリン出まくりです。
これを釣って、もう満足。ということで来た道を戻り、そして帰路につきました。時間は午後3:30。
4時間半ほど釣りましたが、本当にいい気分でした。
釣りって、いいですね。
終わりに
以前に読者様から電車でいけるアクセスの良い場所を教えてくださいと依頼されており、インターネットを駆使して割とアクセスの良い苗栗県の後龍渓という川を見つけましたが、実際に釣りに行ってみた結果、大当たりでしたね。
しかも台湾人の友人に聞いたところこの後龍渓は綺麗な川で汚染も無いとのことなので、釣った魚も食べれるようです。河口付近は汚いそうですが、この「亀山橋」付近は十分綺麗なので問題ないとのこと。
ちょっと私が住む北部からは遠いですが、行けない距離でも無いので、今度は釣り上げた魚をYouTuberの健啖隊さんのように食ってみて、そしてレポートしようと思います。
以上
台湾マスターでした。
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電車で行ける、釣り場紹介ありがとうございます。
やっぱり、野釣りはイイですねー。
ルアーで行けるんだから、フライでも行けそうですね。
野釣りに重要なのは、魚もですが、景色(水質を含む)も重要ですね。
私も、以前は毛鉤一択だったのですが、最近は何でもする、節操のない釣師になりました。
小物釣りをするようになって思う事は、いい景色の中で、中々、釣りができないってことです。
都市に近いから人間の足跡が一杯で、特に、釣師のゴミは嫌になります。
きれいな細流(ホソ)でタナゴなんかが少し釣れればいいんですが…
台湾のタナゴ事情などにも興味があります。
石井様
毎度コメントありがとうございます。
後龍渓は北部から電車でギリギリ日帰りでいけるポイントですね。これより南下すると1日じゃ厳しいでしょう。
景色も割と綺麗なので、釣れなくとも十分楽しめると思います。水深も浅いのでフライでも問題なく釣れます。
ブログ本文には書きませんでしたが、20センチくらいの良型のオイカワも釣れました。ただ、手前で逃げられたので写真には収めることができず残念です。
しかし、台湾でのタナゴ釣りはノーマークでした。ネットで見ると、結構タナゴ釣りに台湾に来られる日本人が多いことにびっくりしました。
そしてタナゴって熱帯魚みたいに綺麗な魚体だったってことにもビックリです。
確か短い小物用の竿が家にあったと思うので、タナゴ釣りも挑戦してみようと思います。
台湾マスターより。
是非とも、お願いします。
道具も凝ると大変ですが、針だけは、タナゴ専用の極小のモノを…
石井様
極小針準備しておきます!