謎のブラックバス釣り堀。麒麟鱸魚池に行ってみた。特徴は?
どーもこんにちは。
台湾マスターです。
先日時間ができたので、ネット情報を頼りにブラックバス釣り堀「麒麟鱸魚池」に行ってきました。この釣り堀、他の釣り堀に比べてものすごく情報量が少ないのが特徴です。
天下のグーグルマップにも情報が全く載っていないという、地元民しか知らないブラックバス釣り堀です。(2018年9月下旬時点)
ではまずは気になるアクセスから。
麒麟鱸魚池へのアクセス方法と営業時間と入場料
基本情報を以下に記します。
アクセス方法
まず、旅行者には残念ですが、ものすごいアクセスの悪い場所にあります。
住所::桃園市桃園區永安路1143巷2-13號
新幹線(高鐵)の桃園駅からタクシーで15分の距離です。
それでもって、入り口が非常にわかりにくいです。
高架をくぐったらすぐに「永安路1143巷」という看板があるので、そこを右に曲がります。「上海灘海釣公園」というさびれた看板も見えます。
今この看板が「七武海」という新しい黄色の看板に変わっています。
それがこちら↓
右に曲がるとまた高架をくぐりますが、高架をくぐったらすぐに右に曲がります。道が狭いので、タクシーで来た場合はこの高架下で降ろしてもらえばいいと思います。
※ちなみに高架をくぐってそのまま真っ直ぐ行くとエビ釣り場となっており、そこで行き止まりです。バスが釣れなかったらここでエビ釣りしてもいいかもしれませんね。
タクシーを降りてそのまま細い坂道を上ると広大な池が姿を現します。
で、池が見えたらそのまま右に行きます。
そうすると台湾の釣り堀にありがちな例のバラックが見えてきます。
この記事に注目!!
そのバラックがこの「麒麟鱸魚池」の事務所です。
営業時間
営業時間、台湾らしく非常にアバウトです。私はこんな台湾が好きです。
この釣り堀のフェイスブックには営業時間は朝6時から夜9時までとなっています。
ただ、朝早くから釣りたい場合は、現場に到着後そのまま釣りしてもいいとの事。ただし、朝6時以降、CEOが起床した段階できちんと入場料を払わないといけません。
基本的に年中無休です。
入場料
料金は1日250元(日本円900円)です。
北部の釣り堀では標準的な値段ですね。
麒麟鱸魚池の特徴
私が行ったときはそのバラックの前の空き地で、多数の人が集まってパーティーしていました。
実際人がたくさんいすぎて、一体誰が最高経営責任者(CEO)なのか、全くわかりませんでした。
とにかく、目のあったおじさんに尋ねてみました。
台湾マスター:すみません、CEOはどなたですか?
おじさん:あの人だよ。
と教えてもらい、その人に声を掛けました。
台湾マスター:すみません、ルアー釣りしたいんですが。
CEO:おお、そうか。じゃあ、いいこと教えてやろう。
といって、この池の特徴を教えてもらいました。
ちなみにここのCEOは「許さん」という方です。
特徴1.ブラックバス以外に、アオウオ、ティラピアがいる。ナマズやライギョはいない。
基本的に台湾のどこの釣り堀も同じですが、ここもブラックバス以外に一般的に台湾の釣り堀にいる魚も放流されています。アオウオとティラピアがいるというのは聞き取れましたが、その他の魚については、まじめに聞いてなかったのと、そもそも興味がないため、わかりませんでした。
で、私が観察した結果、餌釣りは事務所のバラック前の屋根のある場所でしている人が多かったです。
その屋根ありの場所がこちら。
特徴2.岸から20メートルの池底は平地、それより先は障害物が沈んている。
この池はブラックバスの専用池として設計されているのか、池の真ん中のエリアは障害物(ストラクチャー)を故意に沈ませています。
こんな感じです。
画像元:GoogleMap(独自で加工してます)
なので、CEO曰く「根掛かりが怖い場合は20メートル以上の遠投はしないほうがいい」とのこと。おすすめは岸際を攻めることだそうです。
特徴3.筏を1人50元で貸し出している。
この釣り堀の最大の特徴でしょうかね。
なんと筏(いかだ)があります。
この北朝鮮の脱北者が利用してそうな筏を一人50元で借りることができます。
なんてったってここはかなりデカい釣り堀で、尚且つ池の真ん中のエリアはストラクチャーが沈んでてバスがたくさんいるようなので、この筏を利用してそのエリアを攻めることができるんですね。
基本はオールを使って手漕ぎですが、エレキモーターの持参も可能とのこと。
私は救命胴衣を着用していませんでしたし、なんか怖いんで乗りませんでした。次回はチャレンジしようと思います。
この写真の人たちのように、1人は危ないんで、2人で乗った方が良いですね。万が一池に落ちた場合、1人だと周りの人に気づいてもらえないかもしれないですね。
特徴4.結構前からこの釣り堀はあった。
冒頭で書いたように、ネットでの情報が少なかったので、最近できた釣り堀だと思ってました。
が、
台湾マスター:この釣り堀ってネットでの情報がかなり少ないんだけど、最近始めたんですか?
許CEO:いやいや、2005年くらいからだからもう10年以上だよ。
台湾マスター:え、マジっすか!?
許CEO:もともとアメリカに住んでて、台湾に帰ってきてからこの釣り堀を始めたんだ。当時はフライフィッシングとかもやってたけどね。でももう70だからね。
台湾マスター:え!?70ですか!?全然70に見えないですよ!
許CEO:え?そう?(結構嬉しそうな笑顔を見せる)
台湾マスター:ちょっと、ブログに記事載せたいんで写真とってもいいですか!?
許CEO:えー、いやだよ。恥ずかしいよ。弟の写真撮れよ。
台湾マスター:え、弟さんもいるんですか?じゃあ、弟さんの写真でいいです。
って、言って撮った写真がこちら。
弟さんも気さくないい人でした。ちょっと髭を剃ってくるとか行って逃げようとしましたが、捕まえてパシャっと撮らせていただきました。
ちなみにお兄さんと弟さんは顔がめちゃくちゃ似てます。
以上がこの釣り堀の特徴です。
実釣開始
この日も突然朝に釣りしたくなったので、やはり車で高速飛ばして現地到着はAM11:30。
到着後はまず許CEOと会談し、情報収集してましたので、実際に釣り始めたのは12時過ぎでした。
当日はとにかく風が強い。そしてそうこうしていると分厚い雲が流れてきて、今にも雨が降りそうな天気。
なんで釣り堀に来る度、毎回こんなバッドコンディションなんだろう。
まあ、仕方がない。
で、今日も同じくハードルアー縛り。ソフトルアーでは狙いませんよ。
はじめにセットしたのはもちろんスピナーベイト。「風が吹いたらスピナーベイト」というミラクルジムの名言を信じ投げます。
でも、全く反応がありません。
で、次にチョイスしたのが驚異的な飛距離が出るラッキークラフトの「マラス」。絶番なのが悲しいですね。
このルアーで岸際を攻めます。
すると2投目でヒット!!
しかし、5メートルほど手前で水面ジャンプされ、フックが外ればらしてしまいました。。。
引き続き岸際を歩きながらランガンです。
天気もどんどん悪くなってきました。風も台風並みに強くなってきました。
バイクで走ってきた見知らぬジモティーのおじさんというかおじいさんが私の方を見てなんか話しかけてきます。イヤホンを外し話を聞いてみました。
おじさん:そこじゃなくて排水口に行けばたくさん釣れるっぺよ。
台湾マスター:はあ、でもすでに先客がいますから無理っすよ。
おじさん:そんなの関係ねえっぺよ。隣でどうどうと釣ればいいんだよ。
台湾マスター:う~ん。。。
まあ、下調べした段階では確かに排水口でたくさん釣れるという情報があったんですが、ずーと先客がいるんでなかなか場所とれないんですよね。そこがこちら。
すでにこのお二方がずーとここで釣ってます。で、後ろにどうやら「GoPro」らしきものをセットしていたのでYouTuberかもしれません。映るのが嫌なので、遠巻きにしか見れませんでしたが、30センチほどのバスを2匹ほど釣り上げていました。
しょうがないのでまた岸沿いをランガンします。
クランクベイト、スピナーベイト、バイブレーションを投げますが、全然釣れません。
そうこうしてるとまたバラックの事務所付近に戻ってきてしまいました。
私が黙々とラッキークラフトの「サミー」を投げていると、後ろから中年の男性に声をかけられました。かなり社交的で話好きらしく、色々話してきました。
聞くとどうやら中学生の息子さんが去年からルアー釣りにはまり、休みにはいろんな釣り堀に連れて行き釣りしてるとの事。そしてその息子が双子であること。20代のころに中国大陸で会社を経営し、今は台湾にいること。そして奥さんが中国大陸の人であること。来年に息子と年若い親戚だけで琵琶湖にブラックバスを釣りにいく計画をしていること、などなど。
個人情報ものすごい入手してしまいました。
このまま話してたらキャッシュカードの暗証番号までおしえてくれんじゃねえの?というくらいに人懐っこいおじさんです。
で、そうこうしていると、中学生の双子息子を呼び寄せて、この日本人のおじさんに挨拶しな、といって挨拶させられてました。高校球児みたいに日に焼けた双子ちゃんでしたね。
こんなものがあちこちに浮かんでいて、私はそこで釣りをしていたんですが、なんとその双子ちゃんが勢いよくこの「いかだ」みたいな浮遊物にのってきました。
写真の「いかだ」は何個か連なっていますが、私がその時釣りしていた「いかだ」はだいたい1.5メートル四方のもの。一人で釣りするのにちょうどいい大きさです。
なのに、血気盛んな双子が同時にこの狭いスペースに乗り込んできたもんですから、もう「いかだ」は傾くし、ちょっと沈みかけるし、
まあ非常に迷惑でした。
しかも、何度も何度も投げては巻き、投げては巻きを繰り返している私の隣でいきなり40センチくらいのブラックバスを釣り上げる始末。
「おい、空気読めよ。(怒)」
と、大人げない私は心の中で言いました。
でもまあ、中学生でブラックバス釣りを楽しんでいる姿を見て、なんか若かりし頃の私を見ているようでなんかほっこりしましたね。
途中、CEOの弟から電話がかかってきて、車を移動させてくれとの依頼があったので、人懐っこいおじさんと双子の息子に別れを告げ、その場から離れました。
で、車を移動させてから、また引き続きもくもくとハードルアーを投げます。
少し大きめのラッキークラフトの「ポインター(日本名:ビーフリーズ)」を投げてみます。
すると、2投目で釣れました。
ルアーの大きさとほぼ同じの10センチほどのミニバスちゃん。
全くと言っていいほど引きませんでしたね。
可愛そうなことしてしまいました。すぐに針を外しリリースです。
その後もずーと手を変え品を変えハードルアーを投げ続けますが、全く釣れません。
対岸にいる双子の中学生は結構釣っています。
もう夕暮れです。
最後に古いボマーのクランクベイト投げます。
30センチ程のバスがチェイスしてきましたが、
ノーバイト!!
外も暗くなってきたことから、この辺で切り上げることとしました。
悔しいですが、結局釣れたのはミニミニバスちゃんだけでした。
確実に釣る方法
この日、だいたい10人くらいのバサーがいて釣りを楽しんでました。釣りあげている人が使っているルアーを観察すると
すべてソフトルアーでした。
あの双子の中学生もひたすらテキサスリグにザリガニワームをつけて釣ってました。
ハードルアーの食いは渋いのか、それともその日のコンディションが悪かったのか。
それともそれとも私のテクニックがそもそもダメダメなのか。。
うーん。いずれにしても受け入れがたい悔しい結果となりました。
次回はリベンジでトップウォーターでランカーを釣り上げる予定です。
以上
台湾マスターでした。
Cat Guy Fishingさんの、この釣り堀での爆釣動画を載せておきますね。羨ましい限りです。。。。
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こんばんは。
許CEO、いいですね~!
アンチ・ソフトルアー派のマスター。
是非、フライとの二刀流を!
(いま、二刀流ブームだし)
私の拙い、裏磐梯での経験では、
バスが表層近く(2m以内位)に居る時で、虫やエビを食べているときの
フライの破壊力は凄いですよ!
桧原湖でお世話になるペンションのガイドの方の桧原湖情報です。
http://urabandai.hibarako.info/?month=201806
ワイルドな筏舟なら、正にって感じじゃないでしょうか!
石井様
コメントいただきましてありがとうございます。
そうですね〜。フライもやりたいですね〜。
毛針は日本から持ってきてるので、次回日本帰国時にフライロッドも持って帰ってくることも視野に入れてみます。
それで、ここの筏でフライフィッシングなんかすると、結構「絵」になりそうですね。
その時は夕方に夕日をバックに許CEOにキャスティング時の写真とってもらってアップします。
台湾マスターより。