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台湾の電車事情。車両、清潔さ、定時運行率について。

台湾の電車事情。車両、清潔さ、定時運行率について。

こんにちは~。

引き続きこちらはさわやかな天気が続いております。

今日も元気いっぱいの台湾マスターです。

さて、先日久しぶりに台湾の電車に乗りました。台湾に来て15年程経ちますが、実は電車にはあまり乗ったことがありません。1年に一回乗るか乗らないか程度なので、いままでで15回くらいしか乗ったことないですね。なぜあまり乗らないかというと、悪い印象しかないんですよ。

1.汚い

2.混雑

3.しょっちゅう遅れる

これが理由です。

今日は台湾の電車事情について語ろうと思います。

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台湾の電車

台湾には「台灣鐵路管理局(台鉄)」という国有企業1社しかありません。阿里山森林鉄道という行政院農業委員会林務局所属の鉄道もあり、過去に一度民営化もされましたが、結局上手くいかずにまた林務局所属の鉄道会社となりました。名義上は台鉄とは別組織ではありますが、運営自体は台鉄が行っています。

このように、台湾には民営の鉄道会社がありません。

※ここではいわゆる「電車」のみのことを書いています。MRTや新幹線は含まれておりません。

路線について

台湾をぐるっと1周しています。

引用元:台灣鐵路營運路線圖(鮮明な画像のリンクです。)

台湾1周ぶらり旅も楽しいですよ~!特に東海岸を走る路線は景色が綺麗です。

台湾で走ってる車両

台湾でよく見る車両はビックリするくらいレトロな、昭和な電車が多いです。2018年4月8日の新聞記事によると、今現役で走ってる車両は全部で2,373両ありますが、その内608両は車齢が30年を超えています。ということは全車両の25%は本当に昭和時代に生産されてるんですね。しかも驚いたことに、全車両中、11%は車齢40年を超えちゃってます。メンテナンス費用はかさむし、乗り心地も悪いし、メリットなんかないですが、新規車両導入が進まないため、今でも老体に鞭打って働いてくれてるんですね。

ではここで、よく見かける代表的な車種をご紹介いたします。

1.太魯閣號(タロコ号):特急

TRA TEMU1000 TED1007 Xizhi 20130807
型式:TEMU1000

製造:日立

設計最高速度:150㎞

営業最高速度:130㎞

運用路線:縦貫線(八堵-員林)/ 宜蘭線/北迴線/台東線/南迴線(台東-知本)

日立が作った車両の顔してますね~。精悍です。この車両は振り子式を採用してます。

2.普悠瑪號(プユマ号):特急

TRA TED2005 in Shulin Station 20160229

型式:TEMU2000

製造:日本車輛

設計最高速度:150㎞

営業最高速度:140㎞

運用路線:縦貫線(八堵-高雄)/ 屏東線(高雄-潮州)/宜蘭線/北迴線/台東線

これも近代的な列車の顔をしていますね。私も乗ったことありますが、まさに日本車両が作った電車でした。車内も広くてきれいでしたよ。

3.自強号:特急

TRA E1000 E1020

型式:E1000

製造: UCW、現代精工、唐栄重工、台湾車輌

設計最高速度:130㎞

営業最高速度:130㎞

運用路線:縦貫線/屏東線(高雄-潮州)/宜蘭線/北迴線/台東線

すでにレトロ感が出てきましたね。この車両はよく見かけます。ただ、実はレトロじゃなくて運用は1996年からなんですね。20年ちょっと前の車両です。

4.莒光號(キョ光号):急行

TRA E217 with Chu-kuang Express 20070623

型式:写真はE217

製造:GEトランスポーテーションシステム

最高速度:110㎞

台湾で電車といったらこのスタイル、この顔の電車です。1972年から1992年まで製造されましたが、耐久性が非常に高いため、今でも現役バリバリです。改修を重ねており、いろいろな派生車両が混在しています。

5.区間(快)車:各駅停車、快速

TRA EMC701 at Sincheng Station 20070703

型式:EMU700

製造: 初期は日本車輛、技術移転後は台湾車輛が製造

最高速度:110㎞

この忍者ハットリくんみたいな、スネ夫みたいな愛くるしい顔がいい味出してますね~。台湾の鉄道マニアからは「スネ夫号」と命名されているとか。この電車が各駅停車や快速の役目を担っているので、非常にポピュラーな車両になってます。技術移転の結果、台湾内製になったという点でも特別な車両ですね。すでに後継としてEMU800が出て、台鉄は大量に発注していますから、今後はEMU800がメイン車両としてシフトしていく予定です。

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台湾の電車や駅舎はきれい?

残念ながら、汚いです。もちろん比較的新しい車両はきれいですが、前述のとおり、25%は車齢30年を超えてる電車なんで、古い電車に乗車すれば臭いはあるし、椅子も汚いです。また、あまり洗車されていないせいか、汚れて黒くなってる車両が本当に多いです。まあ、湿度が高く雨も多いから洗車しても意味ないというのもあるかもしれませんが、美しくはないです。

また、車輛以外に駅舎も比較的古いため、都市部以外の駅舎は汚いしトイレも臭いです。MRTや新幹線があんだけ清潔できれいなのに、台鉄はえらい違いですね。照明も暗く、本当に昭和な感じがプンプンする車両や駅舎が多いです。

桃園地区は東南アジアからの外国人労働者が多いせいか駅舎やその付近にはごみが散らかっています。もちろん外国人労働者だけのせいではありませんが、マナーが良くない外国人労働者が多いのは確かです。土日に桃園や中レキの駅にいくと7、8割はフィリピンやベトナムやタイから来た外国人労働者で、「ここは本当に台湾?」って思ってしまいますよ。

まあ、わたしもこちらで働いている立派な外国人労働者なのであまり大きな声では言えませんが。。。

定時運行率について

もうこれは声を大にして言いたいですね。

台湾の電車いつも遅れすぎなんですよ!!

とは言ってもデータがなければ本当に遅れてるのかわからないので、調査してみました。

台鉄のホームページで統計資料を見つけたので、ここで紹介します。

この台鉄の統計における定時運行というのは最終駅へ定刻の5分以内に到着した場合をいいます。

5分ですよ!!

ちょっと「アソビ」取りすぎじゃないですか!!??

しかも2016年の定時運行率である95%という数字、ありえないと思います。感覚的にはも~っと遅れているはずです!!先日乗った際は20分の遅れがでてたんですよ!!

定時運行率70%ぐらいがほんとのとこじゃねえの?って思ってしまいます。

でもまあ、データがそう言っているんだからどうしようもないですが。。。

ただ、皆様に覚えておいておいていただきたいのは、

台湾の電車で5分以内の遅れは日常茶飯事だということですね。

ちなみに日本の定時運行率の基準は1分だそうです。さすがは日本ですね。実際私が日本で住んでいた際、遅れが発生していることなんてほぼなかったですもんね。ただ、悲しいかな、昨今自ら命を絶つ人が多いせいで、都市部では多々遅れが発生しているみたいです。

まとめ

今回は台湾の電車事情について書いてみました。電車は遅れるし汚いし、ということで個人的にはあまり好きではないのですが、台湾を旅する分には非常に便利な乗り物ですし、日本にはないようなレトロな車両やレトロな駅舎がたっくさんあるので鉄道マニアとしては楽しめるかもしれないですね。

ということで、今回はここまで。

台湾マスターでした。

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