あなたの知らない台湾ー高速道路編
お疲れ様でございます。
台湾マスターです。
お元気ですか?
わたしはいつも元気です。
枕詞はこのくらいにして。「あなたの知らない台湾シリーズ」をやってきます。前回は「あなたの知らない台湾ー平均月収編」で台湾人の給与について書きました。
今回は、高速道路編です。
知っとくべき台湾の高速道路
台湾には高速道路の路線が現時点で9つあります。よく利用されるのは以下3つの路線です。
・國道一號(中山高速公路):台北から高雄の海側路線
・國道三號(福爾摩沙高速公路):台北から高雄の山側路線
・國道五號(蔣渭水高速公路):台北から蘇澳(花蓮の手前)
それ以外は別に知らなくてもいいです。
ごめんなさい。桃園空港を結ぶ國道二號という道路も重要っちゃあ重要ですね。
台湾の高速道路のスペシャルなところ
さて、台湾の高速道路を通ったことがある人なら気づいたかもしれませんが、台湾の高速道路には料金所がありません。ETCゲートもありません。何もないんです。厳密にいうと、通行を妨げるものがないんです。これはすごいことですよね。ストレスフリーでドライブできます。
ETCゲートが本当に開くかヒヤヒヤドキドキしたり、
小銭があるかないか心配したり、
料金所でのお金とレシートのやりとりをイメトレしたり、
そんなことしなくていいんです!!
実は2013年12月30日をもって料金所をぜーんぶ廃止したんです。とっぱらっちゃったんです。今は車に「e-Tag」というRFID電子タグシールをフロントガラスとかヘッドライトに貼ります。で、高速道路上に一定の間隔でセンサーゲートがあって、(ゲートといっても道路標識の高さくらいあるゲートなんで通行に一切影響出ません)その下をくぐって、走行距離に応じた料金が予めチャージしておいたお金から引かれる。という具合になります。
先進的ですね~。いいですね~。台湾流石です。
料金所廃止で発生した問題
でも、これを導入するにあたってやっぱり「すったもんだ」があったんですよね~。
質問です。
このシステムを導入する事を大反対する人、誰でしょう~か?
正解は簡単。
料金所の係員です。
システム導入=失業
ですからね。
こうなったらもう、やりたい放題です。
そこまでするかってくらい抗議します。
高速道路に侵入してセンサーゲートによじ登ったり。
路肩で寝っ転がったり。
大和田常務の真似したり。
それはそれは、人間ができること全部してました。
気になる方はYouTubeで「収費 ETC 抗議」で調べてください。
で、2年くらい飲まず食わずで抗議運動を繰り広げた結果、5億8千万元ゲットだぜ!!(日本円で21億円)ということで、勤続年数の応じて15万元~70万元(日本円54万円~252万円)慰謝料(補償費)が支払われることになりました。
流石台湾人。やるときゃやります。
ということで、今回はこれで。
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