マジメな話題から笑える小噺まで。ニッチな台湾を紹介します。

モノづくりと台湾。もう日本を超えた?

モノづくりと台湾。もう日本を超えた?

こんばんは。

たった今運動から帰って来ました。

台湾マスターです。

さてさて、今日は台湾と関係がありそうでなさそうなテーマについて語ろうと思います。それは

モノづくりです。

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モノづくりと台湾

モノづくりと言えば日本ですよね。日本を抜きには語れません。日本人は遺伝子的に「モノづくり」が得意なんだと思います。隣国である台湾も日本のモノづくりの影響を受けています。それは以前に日本統治下にあったからという理由もありますが、戦後も日本企業が台湾と合弁会社を設立したり、工場を台湾に構えたりして、産業において深い交流があるからなんですね。

ジェトロの情報によると、現在対日貿易上の特徴および問題点として以下の情報が挙げられていました。

2016年、日本は台湾の輸入相手国・地域として2位、輸出相手国・地域としては4位である。2016年の対日輸入は同4.5%増の406億2,261万ドル、最大品目の機械および電気設備が前年比12.4%増と2桁増となった。一方、対日輸出は前年比0.2%減の195億5,094万ドルとなり、最大品目の機械および電気設備が同0.8%増となったものの、基本金属および同製品(同1.8%減)や化学品(同7.9%減)等の主要品目は軒並み減少した。

引用元:ジェトロ「台湾概況」

台湾は地理的、歴史的、言語的な背景もあり、輸入、輸出相手国共に第一位となっているのは中国ですが、日本もいまも深いつながりがあることがわかりますね。

※ジェトロの情報は為になるものばかりですので、是非ともサラリーパーソンの皆さんは台湾出張前に確認していただきたいと思います。

本題に戻りますが、台湾にも多くのモノづくりの中小企業が存在し、中国の経済成長に押されながらも懸命に良いものを作ろうと努力しています。

台湾のモノづくりの中小企業を語る点で見逃せないのは台北近郊の新北市です。プレスであったり金型であったり、切削であったり、本当に色々なモノづくり中小企業が板橋、土城、樹林、新荘あたりのエリアにひしめいています。ちょうど大阪のモノづくりのメッカ、東大阪のような位置付けです。

私の勤めている会社にもこのエリアの取引企業がたくさんあります。モノづくり関連の日本の会社もこのエリアに出張に行くこと多いのではないでしょうか?

台湾の中小企業にとって日本企業と取引するのは一種のステータス

新しい業者の選定や工場見学に行く際、相手企業の社長はよくドヤ顔で

「うちは日本の〇〇社と取引したことがある」

と言って来ます。

工場の環境とかを見る限り明らかに〇〇社と取引できなそうですが、そう言う日本企業の名を出して「うちは〇〇社も認めている管理体制なのだ」と言わんばかりです。

まあ、おそらく取引してたのが20年とか30年前の話でしょうが。とにかく、行く先々で日本企業の名を出されます。このことから何がわかるでしょうか?そうです、

日本企業と取引経験がある=一種のステータス

なんですね。わかる気もします。なにせ日本企業は管理にうるさいですからね。

やれ金型のメンテナンス記録を出せ、出荷記録を出せ、納品時に原材料証明書を出せ、トレーサビリティが取れるか、AQLは何か、などなど、父ちゃん母ちゃん企業ではとてもじゃないけど対応できないような無理難題を言ってくる日本企業がたくさんあるんですね。

その時点でお手上げしてしまう中小企業も多いですが、本当に企業を発展させたいと願っている社長や父ちゃんから跡を継いだ将来へのビジョンをきちんと持っている2代目などは、そんな無理難題にも対応しようと一生懸命に頑張るんですね。

それはひとえに日本企業に認められたいからです。

認められさえすればそれが名刺代わりになり、今後のビジネスにプラスの影響が出るからなんですね。で、実際に日本企業と取引することで管理体制が強化されます、と言うか強化させられます。

日本側の担当者がいい人だと、手取り足取り管理面でのノウハウを伝授してくれます。業者と一緒になって問題を解決できるように日本から足繁く通う真面目な日本人技術者も多くいます。もちろん口だけで何にも手伝おうとしない日本人担当者もいるそうですが、そういう人は日本でも相手にされない可哀想な人が多いですね。

何れにしても、台湾の中小企業にとって、日本企業と取引すると言うのは大変名誉なことなんです。

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日本を超えた?台湾のモノづくり

日本をすでに超えた分野がいくつかあります。1つは半導体製造や半導体設計の分野ですね。TSMCが有名です。ブログ内の他の記事でも書いてますので、ここではあえて説明しません。

そしてもう1つが光学レンズの分野です。

「アップル、主要サプライヤーTOP200社を公開!台湾企業は何社?」の記事内でも紹介しましたが、ラーガン・プレシジョン(大立光電)という光学レンズ大手はすでに日本企業を超えています。日本にもカンタツと言う昨年シャープの連結子会社となった企業がありますが、もうライバルと言う感じでもないですね。差がかなり出てしまっています。親会社のホンハイは必死に光学分野での投資をしているようですが、現時点で追いつくのも難しいでしょう。なぜでしょうか?

皆さま、ラーガンの2017年の粗利益率と営業利益率知ってますか?

粗利益率は69.4% 営業利益率は60.4%です。

凄すぎます。製造業ですよ。IT企業とかじゃなくて製造業です。言葉が出ないですね。品質は言うまでもなく最高です。なのでアップルやファーウェイなどのスマホの高級機種に採用されているんですね。

そしてもう1つ日本を超えているのが自転車製造です。

自転車好きな方なら「GIANT」「MERIDA」は絶対に知っていると思います。どちらもロードレースのUCIワールドチームに自転車を供給していますね。

ジャイアントは「チームサンウェブ」に、メリダは新城幸也選手が所属する「バーレーンメリダ」にロードバイクを提供しています。どちらも自転車界ではすでに1流メーカーの仲間入りしています。自転車界の「トヨタ」と「日産」みたいなものです。

しかもOEMで他社ブランドの自転車も製造しているので、あなたの乗っている自転車ももしかしたらジャイアントかメリダが製造したものかもしれませんね。

GIANTとMERIDA以外にも台湾には自転車製造業者が多く、実際、私が乗っているMASIと言うイタリアブランドのロードバイクも台湾製です。よくコスパがいい自転車として台湾製の「GIANT」と「MERIDA」が挙げれらています。どちらもOEMで培った技術を生かし、今では自転車テクノロジーでは最先端をいっています。

以上の3つのモノづくりの分野では台湾企業が世界をリードしていると言っても過言ではありません。

まとめ

モノづくり大国の日本、そして成長が著しい台湾。日本もおちおち胡坐をかいていられませんね。今後も台湾のモノづくりに注目し、情報が入り次第、ブログに書こうと思います。

以上

台湾マスターより。

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