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台湾のおすすめ釣りスポット~管理釣り場(釣り堀)編。エビ・バス。

台湾のおすすめ釣りスポット~管理釣り場(釣り堀)編。エビ・バス。

どうもこんにちは!

いやいや、暑いですね。もうこっちに住んで長いですがまだこちらの気候には慣れずにいます。先月から職場のオフィスのエアコンがガンガンに効いているのでオフィスでは長袖着たりパーカーを上に羽織ったりしてます。

そんな寒がりの台湾マスターですが、今日は前回の海釣り編に引き続き、台湾のおすすめ釣りスポット~管理釣り場(釣り堀)編をお送りしようと思います。特に、エビ釣り、バス釣りをメインに書きます。

 

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台湾の管理釣り場(釣り堀)事情

台湾には管理釣り場がたくさんあります。人気の魚種は以下となっています。

・オニテナガエビ(泰國蝦)

・各種ティラピア(福壽魚・吳郭魚etc)

・フナ(鯽魚)

・コイ(鯉魚)

・ハクレン(鰱魚)

・ソウギョ(草魚)

・ナマズ(鯰魚)

・スズキ(七星鱸)

・アオウオ(烏鰡)

・ブラックバス(黑鱸)

・バラマンディ(金目鱸)

・各種ピーコックバス(皇冠三間・帝王三間etc)

・各種スネークヘッド(魚虎・台灣鱧・泰國鱧)

※カッコ内は中国語

バラマンディ、ピーコックバスは気候の関係で台湾・雲林以南の管理釣り場に行かないと基本釣れません。

※南部に行くと野池にピーコックバスがいたり、スネークヘッドがいたりバラマンディがいたりするので、びっくりです。ルアー釣りするなら南部が有利です。

この中で一番身近なのがオニテナガエビを釣って楽しむエビ釣り場ですね。専用のエビ釣りロッドも釣具屋で売られているほど人気です。

エビ釣り場

台湾のエビ釣り場ですが、

え?こんなところでやってるの?

というような場所にあります。

例えば、台北市内でアクセスが良くて人気のエビ釣り場は「全佳楽釣蝦場」です。

住所:台北市中山區錦州街190號

MRT行天宮駅から徒歩4分の距離です。


普通にアパートの1階にあります。気づかずに通り過ぎてしまう可能性大の場所にあります。


「屋内のエビ釣り」と書いてある看板が見えますでしょうか?ここです。注意してないと本当に通り過ぎてしまいそうな場所にあります。

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料金は

1時間 1.5時間 2時間 2.5時間 3時間
300元

約1100円

450元

約1600円

600元

約2200円

750元

約2700円

900元

約3300円

となっています。長時間やるからと言っても安くはならないみたいです。まあ、ロッドアクション等の無い地味なエビ釣りを3時間ぶっ続けで挑戦する猛者もあまりいないと思いますが。

この店、看板が日本語で書いてあるように、外国人観光客、特に日本人にも人気のスポットです。

なぜに台湾でエビ釣りが人気なのか?それはずばり

釣ったその場で食べれる

からです。

エビ釣り場にいるエビはオニテナガエビといって、非常にでかいエビですので食べごたえがあります。

ただし、エビ釣り場のエビの食用には賛否両論があって、釣ったエビは食べないほうがいいという人がたくさんいます。

エビは食べても大丈夫?

台湾人の友人からよく

エビ釣り場のエビはたくさん食うなよ

と注意されます。

理由は

・エビ釣り場の池の水質が悪く、汚い。

・マナーの悪い客がタバコ、檳榔を池に捨ててる。

・マナーの悪い客が池におしっこしている。

・エビを長生きさせる為に池の水に抗生物質を混ぜている。

との事でした。

実際どうなのよ?

と思って調べたところ、タイムリーな情報を入手しました。

2018年6月13日に行政院消費者保護会という、日本でいうところの消費者庁が、2018年4月と5月に初めて台北、新北、桃園、台中、台南、基隆、彰化、屏東、宜蘭に点在する47軒のエビ釣り場に対し、抜き打ち検査を実施しその結果を公表しました。

結果は以下となっています。

・47軒から65匹のエビのサンプルを入手し検査に回したところ、そのうち14匹に基準値を超える残留抗生物質が検出される。

→基準値越えの14匹のうち、5匹から抗生物質オキソリン酸が検出

→基準値越えの14匹のうち、9匹から抗生物質オキシテトラサイクリンが検出

→その9匹のうち1匹からは検出すらされてはいけないテトラサイクリンが同時検出。

・建物安全管理の検査では47軒中30軒が不合格。

・消防安全管理の検査では47軒中16軒が不合格。

※今回の抜き打ち検査では違反した店舗名までは掲載されていませんでした。

という事なので、

エビにしてもエビ釣り場の建物自体にしても

どこも100%安心。

というレベルにはないことがはっきりしました。

釣ったエビを食べることについてですが、旅行で台湾に来て、エビ釣り楽しんで1匹2匹食べる分には多分問題ないんでしょうが、食べて健康になるものではないので、釣っても食べないという選択肢もありです。

ポジティブな見方をすれば、65匹のうち51匹は何も検出されてないという事実はありますから大丈夫っちゃ大丈夫かも知れないですが。どうでしょうね。いろんな意見があると思います。

まあ、私はしょっちゅうエビ釣り場に行ってエビ食わないですから、たま〜に食うぶんには大丈夫だと考えますがね。でも

安心してください、食べれますよ。

とは言いきれないのが現状ですね。

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また、エビ釣り場の建物自体の安全性ですが、最近ではカラオケやゲームセンターとセットになった建物があるので、建築基準法や消防法に準拠していないと、火事等の不測の事態が発生したら大変危険です

実際エビ釣り場に似たトタンを使った倉庫の様な場所でちょくちょく火災が発生し、犠牲者がでてるので、この部分はすぐにでも改善してもらいたいですね。

ネガティブな情報ばかり書いてしまいましたが、安全に楽しめて安全に食せるエビ釣り場も絶対にあります。

のほほ〜んとまったり時間を過ごす分には打って付けなんで、行ってみるといいですよ。

もしエビの安全性を気にするならば、お店の人に

「検査合格証明書ありますか?」

と尋ねてみましょう。

中国語ではこう言います。

「請問你有檢驗證明嗎?」

「ちんうぇん にい よう じえんいえん じぇんみん ま?」

たぶん言っても通じないので、「請問你有檢驗證明嗎?」と書いて店の人に見せるか、このブログの文章を直接見せてください。

なぜ通じないのかについては「台湾観光、中国語は大丈夫?知っておいて損はない中国語を教えます。」という記事に詳しく書いたので、是非ご覧ください。

もし首を横にふって「ない」と言われたり、あったとしても検査合格証明書の日付が5年前とか10年前ならばその場を立ち去るか、或いはそこで釣ったとしてもエビ自体は食べないほうがいいです

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ブラックバス管理釣り場

私は基本ルアーマンなんで、ティラピアとかコイとかの餌釣りには興味がないです。ソウギョとかアオウオとかキモでっかい魚は釣ってみたいですが。

ということなんで、台湾北部でブラックバスを釣って楽しみたいという方にブラックバス管理釣り場情報をお届けいたします。

台湾でバス釣りなんかしたくないよ。日本にいっぱいいるじゃん。

釣るならバラマンディとか日本にいない魚釣りたいよ。

ごもっともな意見です。

何も台湾でブラックバスなんか釣る必要もないでしょう。

しかーし!!

台湾に怪魚釣りに来たけどボウズだった!

台湾に駐在で来てるけど趣味でバス釣りがしたい!

台湾と日本のバスの違いを調査したい!

そんな人に是非行ってもらいたい場所が、台湾のブラックバス管理釣り場です。

台北ならココがおすすめです。

樹梅坑釣魚趣

この「樹梅坑釣魚趣」というブラックバス管理釣り場は台北と新北市の境界線近くにあります。ルアー専用のブラックバス管理釣り場です。

住所:新北市淡水区樹梅坑10-1号

料金:1日300元(女性&12歳以下の子供は150元)

営業時間:明るくなりだしてから暗くなるまで。(超アバウトです)

定休日:年中無休!!

問い合わせ

携帯電話:+886-(0)930-347-960

固定電話:+886-(0)2‐88092221

MRT淡水線・竹囲駅(ZhuWei 竹圍站)から徒歩30分です。

山を登っていく感じの坂道が続くので徒歩では非常に厳しいです。健脚の人でハイキングがてらバス釣りをするならば、歩いていくのもありです。それはそれでいい思い出になると思います。でも一般人は駅からタクシーで行くのがベストでしょう。

あるいは、もし中国語に自信があれば、釣行1日前に上記電話番号に電話してみましょう。

なんとオーナー自ら竹囲駅まで車で迎えに来てくれます。

そしておもしろいのが、別途300元払えば、炭1袋もらえて、バーベキューコンロもただで貸してもらえるので、食材さえ自分で準備すればその場でバーベキューもできます。

バス釣りしながらバーベキュー。

素晴らしいですね。

台湾マスター的レビュー

池の周囲は100メートルくらいなんで、ほんと小さい管理釣り場です。水は澄んでいてきれいです。周りが山で、都会の喧騒から離れてるので、綺麗な空気を吸い、リラックスしながらバス釣りをエンジョイできます。

水深は深いところで2メートル程でしょうかね。池底はウィードが生えてるので、たまに根がかりします。ただ、そこまでルアーロストを気にするほどではないです。私もクランクベイトで何度かウィードに絡まり焦りましたが、問題なく回収できました。

で、一番大事な釣れるか釣れないかですが、

間違いなく釣れます。

サイズも結構よくて、アベレージで35㎝はありそうです。でっぷりとした丸々太った美しいバスが釣れます。

3時間ほど適当に釣って4匹釣れました。マジメに釣ってれば10匹以上は釣れるでしょう。

オーナーも片言の日本語を話してくれるので、なんかうれしいです。

日本人に人気なのもうなずけます。

上の全景写真を見るとわかると思いますが、池の隣というか池の上にオーナーの家なのか、誰の家なのかわからないですが、トタンでできた家屋があって、

住人が普通に生活してます。

洗濯して服を干したりしてます。釣行当日はカーテンも閉めてなかったので家の中の様子が見えます。まあ、あえてまじまじと見ることもないですが、プライバシーは全く気にしてないようです。

で、おもしろいのが、その家が池の上に建てられてるので、なんて表現したらいいのかわからないですが、超ポジティブに言うと、

イタリアのベニス。

って感じです。

Fishing is traveling.釣旅人日誌さんのブログにその家屋の写真が出てますので、詳しく見たい方は是非。オレンジ色のトタンの家です。

家の下が空洞になってて池の水面がきてるんですが、そこがちょうどバスが好きそうな陰になってて、実際その場所にデカバスが身を潜めてるのが見えます。そうなるとバサーとしてはそのポイントに投げたいですよね。

で、スキッピングとかの技術を駆使してその家の下にルアーを潜り込ませるんですが、

キャストをミスるともれなくベニス風トタン製家屋にルアーが激突します。

家の中に人がいるので、ものすごい気まずいです。

が、なぜか住人は全然怒りません。慣れてるんでしょうかね?それともものっすごいいい人なのか。

いずれにしても、ルアーを思いっきり家にあてた後はもうそこに投げる気は失せました。

腕に自信がある方は是非狙ってみてください。

台北近郊にあるブラックバス管理釣り場なんで、台北に住んでいる方や、台北観光に来て、ちょろっとバス釣りしてみたいという方におすすめです。

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市外桃源聯合休閒魚池

2018年11月5日から12月31日までは休業となっています。この間に清掃と障害物の設置を行い、来年2019年1月1日からリニューアルオープンとなります。

「市外桃源聯合休閒魚池」は桃園市楊梅区にある有名な管理釣り場です。

「漁拓」という台湾でも有名な釣具屋と「メガバス」協賛でバス釣り大会が開かれたりしてます。

釣れる魚は、フナ・ティラピア・アオウオ・ブラックバス・ソウギョ・バラマンディ?

そして淡水化したシーバス!!!

ほんまかいなと思いますが、たびたび公式FBで写真がアップされてるので確実にいるようです。

住所:桃園市楊梅区快速路五段236巷

日中料金:250元(午前6:00~午後6:00)

夜釣り料金:300元(午後6:00~午前4:00)

定休日:年中無休!!

問い合わせ

携帯電話:+886-(0)953-718766

新幹線桃園駅から車で約20分の距離です。

台鉄在来線「中レキ駅」からだと車で15分ほどで着きます。距離的には埔心駅の方が近いですが、埔心駅にはYouBikeがないので「中レキ駅」出発としています。


ストリートビューではまだ入り口がわかりやすいですが、今は非常に入り口がわかりにくいです。快速路五段の道を鋭角に曲がる感じで中に入っていくと右手にトタン製の家屋が見えてきます。それが事務所なんでそこで料金を支払います。

とにかくめちゃくちゃでかい池です。

ルアー釣り以外にも餌釣り(ヘラブナ)の人も多いので、注意しないといけません。といっても、めっちゃでかい池なんで、問題ないです。

私は偵察にはいきましたが、実釣してないのでレビューはできないです。

でも実際にでかいバスを釣り上げている人を見ましたし、FBやその他の台湾人のブログをみると確かにめっちゃ釣ってるので

間違いなく釣れるでしょう。

交通のアクセスが悪いので、タクシーで行くか、レンタカーを借りていくなりしないとたどり着けない秘境です。あるいは、体力に自信のある方なら、台鉄中レキ駅からYouBikeに乗っていくという手もあります。地図をみると6キロ弱なんで20分ほどで着くでしょう。ただ、近くに乗り捨てるステーションがないので、借りっぱなしにしないとだめです。3時間釣りして、行き返りも含め合計4時間借りた場合、料金は160元なので、片道のタクシー代くらいでしょうか。

YouBikeについては「最新版!台湾の自転車シェアリング、YouBikeについて。」で詳しく書いてるのであわせてお読みください。

田舎にあるため池という感じなので自然と戯れるという感じの場所ではないですが、十分楽しめるはずですよ。シーバスやバラマンディなんか釣れるかもしれないですしね。

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金雞湖休閒釣魚池

「金雞湖休閒釣魚池」管理釣り場は、桃園の平鎮区と龍潭(ロンタン)区の境の田舎にあります。

A池とB池に分かれています。

A池はティラピアを放流しており、餌釣りがメインです。

B池はアオウオ・ブラックバス・ジルティラピア・カワイワシ・スネークヘッドを放流しています。公式FBにはシーバスもいると書いてます。ルアー釣りがメインです。

A池・B池どちらも大きくなく、周囲100メートルほどでしょうか。

以下、ルアー釣りメインのB池についての情報を掲載します。

住所:桃園市平鎮区成功路900号

料金:1日300元

営業時間:午前6:00~午後6:00

夏季特別営業時間:午後6:00~午後10:00(火・木・金・日以外)

定休日:火・木・金(B池終日休業)

問い合わせ

携帯電話:+886-(0 )932-931889

新幹線桃園駅から車で高速使って約30分です。

台鉄在来線「中レキ駅」からだと車で20 分ほどで着きます。上記同様、距離的には埔心駅の方が若干近いですが、埔心駅にはYouBikeがないので「中レキ駅」出発としています。

ストリートビューで見るとこんな感じです。

台湾マスター的レビュー

とにかく交通のアクセスが悪いので、日本人や観光客が行くには結構難易度の高い場所です。YouBikeという手もありますが、9キロ弱なんでチャリ一生懸命漕いでも30分はかかる距離です。タクシーで行くか、レンタカーを借りて行くのがベストでしょう。

入っていくと左側に事務所があり、そこでオーナーさんに料金を払います。ほんの少しだけ日本語ができるようで、感じのいい人でした。

一番大事な釣れるか釣れないかですが、

めっちゃくちゃ釣れます。爆釣です。

釣行前に台湾人のブログ等をネットで見て調査しましたが、とりあえず爆釣との情報が多々ありました。情報は本当でしたね。

ただ、サイズは25㎝がアベレージサイズで、そこまで大きくはないです。

しかし、魚影がものすごく濃いため、あちこちで見えバスがいます。で、サイトフィッシングが楽しめます。ソフトルアー、ハードルアー・トップウォーターなど、なんでもお構いなしに釣れます。何匹釣れたのかカウントすらしなくなるレベルで釣れます。

夕方から夜にかけてはもう入れ食い状態です。

「おお釣れたぞ!!」

という喜びがだんだん薄れてくるので、夕方近くになるとルアー釣りしてるというよりは

はえなわ漁とかの「漁業」をしてる感じです。

「もういいよ、勘弁してくれよ」ってくらい釣れます。

周りは殺風景な田舎なんで、これまた自然を楽しむ管理釣り場ではないですが、とにかく半端なく釣れるので、家族連れであったり、とにかくたくさん釣りたいと思っている欲張りさんは、是非ここでバス釣りしましょう。来て後悔はしませんよ。

ただ、前述のとおり火曜日・木曜日・金曜日はルアー専用のB池は開放されてませんので、ご注意ください。

麒麟鱸魚池

この釣り堀も桃園にあります。かなりでかい池です。アクセスや料金、そして実釣レポートは下の記事をみてくださいね。

終わりに

今回は管理釣り場(釣り堀)編をお送りいたしました。

南部に住んでいれば、もっとすごい怪魚のレポートができるのかもしれませんが、あいにく北部在住者なので、エビ釣りとバス釣りがメインの記事となってしまいました。

今度時間をとって高雄にでも行って、バラマンディーとかピーコックバスとか、日本ではあまり釣れない魚を釣ってブログを書いてみたいですね。

以上

台湾マスターでした。

 

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