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設備投資に陰り?貿易戦争の影響は?台湾企業は大丈夫?

設備投資に陰り?貿易戦争の影響は?台湾企業は大丈夫?

どーもこんにちは。

台湾マスターです。

さて、以前に「今アツい設備投資関連株!なぜ注目されているのか?」という記事内で、設備投資関連株の好調ぶりについて書きました。

2018年8月現在、雲行きが怪しきなってきましたので、改めてこの点について考察したいと思います。

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なぜ設備投資関連株の雲行きが怪しいのか?

答えはずばり

米中貿易戦争

が勃発したからです。

もうこれに尽きます。

株をやっている人や経済情報に詳しい方ならもうすぐにわかりますね。

2018年に入ってからアメリカは保護主義政策の下、関税の引き上げを実施しています。

中国に対しては貿易不均衡の是正という名目で、さまざまなアイテムに対し関税を引き上げており、それに対して中国が報復するというやりとりがずっと続いています。今後も追加制裁がある予定なので、それに合わせて中国側も報復措置を実施することになるでしょう。

アメリカ経済は現時点では絶好調で、株価も2018年1月末から2月にかけ調整気味が入りましたが、その後は持ち直し、大幅に下げることもなく引き続き上昇トレンドに突入するのではないかという勢いです。

しか~し!!

その影響をもろに受ける中国の株価は2018年1月をピークに下がり続けています。アジア各国の株価も今年の1月以降冴えません。台湾はそこまで影響を受けてはいませんが、加権指数でいうと10,500~11,000ポイントの間を行ったり来たりしています。

画像元:Goodinfoホームページ

そして、設備投資関連株。

貿易戦争が本格化してからというもの、

調子がぜんぜんよくありません。

THK(6481)

例えば、リニアガイドとボールねじ製造の最大手THK(6481)の場合。

画像元:日本経済新聞ホームページ

4月を境に株価が急落しています。

2018年8月9日に決算が発表され第2四半期の決算はイケイケでした。でも株価は冴えません。

明日8月10日にどうなるかはわかりませんが、そこまで爆発的に上がることはないのではないかと個人的には考えています。

モルガン・スタンレーの目標株価も4700円から3000円に下がりました。

もっとも証券会社のレーティングなんてあてにならない参考程度の指標なんでなんともいえませんが。。。

いずれにしても雲行きが怪しいです。

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ハイウィン(上銀/2049)

そして、同じくリニアガイドとボールねじの台湾代表企業ハイウィン(中国語名:上銀/2049)。

画像元:Goodinfoホームページ

同じく株価が下がり続けています。

ハイウィンはQ2の決算が2018年8月9日の取引中の午後12時11分に発表されました。近年まれにみる好決算であるにもかかわらず全く冴えません。

結局、8月9日は前日より3.5元下げるという結果になりました。当日、外資系証券ディーラーもモルガン・スタンレーを筆頭に大きく売り越しています。

モルガン・スタンレーのレーティングが「中立」から「売り」となり、目標株価も291元から250元に下がりましたが、それも影響してるのでしょうか。

いずれにしましても、リニアガイドとボールねじは昨年から引き合いがものすごく強く、納期が1年近くかかるケースもあります。THKもハイウィンも生産工場はフル稼働中で、年内そして来年Q1までの生産はいっぱいいっぱいの状態とのこと。

にもかかわらず、どちらもものすごい下げてます。

エアタック(亞德客-KY / 1590 )

ちなみに台湾でハイウィン共に有名な空気圧機器製造のエアタック(中国語名:亞德客-KY / 1590 )も同じくダダ下がりです。

画像元:Goodinfoホームページ

興味深いのはこのエアタック、6月と7月の売上高が下降気味で、先日発表したQ2の決算も予想より下回りました。

原因は

因中美貿易摩擦導致部分客戶對需求出現觀望態度,107年第二季度營業收入成長率低於預期~~(省略)

日本語訳:米中貿易摩擦が原因で一部の顧客が様子見の態度をとったことから、107年第2四半期の売上高の成長が予想を下回った。

とはっきり述べています。

モルガンスタンレーのエアタックに対するレーティングも「中立」となり、目標株価も523元から350元に下がっています。

終わりに

株価は永遠に社会と企業の未来を反映している。

という言葉を台湾ではよく使いますが、設備関連株についてはこれを如実に物語っていますね。

貿易戦争が本格化してからというもの、株価が下がりっぱなしで全然上昇しません。設備関連の企業は昨年から絶好調で、売り上げ・利益水準は過去最高を記録しているにもかかわらず、5月以降株価が冴えません。すでに貿易戦争の影響を受けている企業も出てきました。

米中貿易戦争が勃発し、先行き不透明な中、設備投資を控える企業が確実に増えていきます。

そうなると景気は後退し、やがて世界経済が一気に冷え込みます。

逆に言うと、もし米中が妥協点を見いだし、関税引き上げがキャンセルされ貿易戦争が収束に向かうなどすると、設備関連株がまた一気に爆発する可能性があります。

今後の世界経済の動向には注意が必要です。

以上

台湾マスターでした。

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