マジメな話題から笑える小噺まで。ニッチな台湾を紹介します。

釣りが好きだ!台湾マスターの釣り遍歴。海・川・池。

釣りが好きだ!台湾マスターの釣り遍歴。海・川・池。

どうもこんにちは。

今日も元気に頑張ります。

台湾マスターです。

さて、皆さんは釣りをしたことがありますか?

私は釣り大好きです。海・川(渓流)・池、全部やります。

釣りは男のロマンですからね。

しかしながら、最近日本では釣りガールとかいって、釣りを趣味とする若い女子が増加傾向にあるそうです。

なぜに乙女が釣りをしたがるんでしょうね?

釣れずにボウズ食らった時の精神的ダメージは半端ないし、お金かかるし、手汚れるし、魚臭くなるし、バックラッシュ発生で泣きそうになるし、釣り針刺さって「痛っ」てなるし、トイレ近くにないし、もう色々大変なんで、おっさんの私には若い子が釣りを愛する思考回路がよく理解できないです。意味不明です。

が、

裾野が広がるってことは非常にいいことだとは思います。

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さて、台湾にも釣りを趣味としている人がいます。結構います。釣具店もあります。日本と同じく、海、川、池とジャンルが分かれています。

しかし台湾には釣りガールはほぼいません。

釣り熟女は見かけます。

で、台湾で「釣り」が金持ちの趣味に分類されているのかわかりませんが、良い竿、良いリールを使っている人がやたら多いです。

そんなこんなで前置きが長くなりましたが、今日は私の趣味の一つである釣りについて書こうと思います。まずは台湾マスターの釣り遍歴について書こうと思います。

かなりの長文になります。読まれる方は覚悟してお読みください。

台湾マスターの釣り遍歴

私が釣り好きになった理由、それはひとえに尊敬してやまないオヤジが釣り好きだったからです。そもそもオヤジって呼んでる時点で尊敬してんのかしてないのかよくわかないかもしれませんが、素晴らしい父です。

小さいころから、和歌山の紀ノ川に鯉やフナを釣りに行ったり、大阪湾でサビキしたり投げ釣りしたり、泳がせ釣りでハマチを狙ったり、夜にキビナゴで太刀魚狙ったり、ほぼ毎週釣りに連れてってくれました。

ブラックバス

小学校の高学年になったころには空前のブラックバス釣りブームが到来し、私もバス釣りにハマりました。

ちょうど家の隣に池があって、その池に誰が放流したのかわかりませんがブラックバスがいたんです!!その時はほぼ毎日隣の池に行ってバス釣りしてましたね。かなり深い池でした。今思うと、

よく親が許してくれたな。

と思います。

自分も子供のいる年齢になりましたが、私なら確実に小学生の子供が一人で池に行って釣りするなんて許しませんね。考えられないです。

実際1回池に落ちたことがありますが、それは親に言ってません。秘密です。

あの頃はミラクルジム(村田基さん)がアイドルでしたね。よく「フィーッシュ!!」って叫んでました。

あの破れたピチピチのジーンズの短パンでサンバイザーつけた色黒のおっさんが

「フィーッシュ!!」

って言ってる姿がすごくかっこよかったんですよね。イカしてましたね。

最近動画で久しぶりに村田さんを見ましたが、当たり前ですがだいぶ老けてましたね。でも私の中では今でもレジェンドです。かっこいいです。

バス釣り始めた時のタックルですが、リョービのレグノ・サルサっていうグリップが紫で、全体的に銀色でバット部が黄色のバスロッドを使ってました。たしかあの竿は穂先が折れてしまったと記憶しています。ネットで同じ竿の画像を見つけましたが、懐かしくて涙が出そうになりましたね。親に買ってもらった思い出のロッドでした。良い思い出も、悪い思い出もあります。

悪い思い出と言うのは、両親と紀ノ川にバス釣りに行った時のこと。確か小学5年生くらいでしたかね。

紀ノ川でバスはなかなか釣れないんで、と言うか、結局バスを釣ったことはないんですが、とにかく投げても投げてもあたりすらなく、ルアーロストばっかりしてました。その時は親父さんが毎回紀ノ川の近くの釣具屋でルアーを買ってくれてたんですが、ロストするたびにどんどん機嫌が悪くなっていったことを覚えています。

で、あんまりロストしたらそれこそ釣りに連れてってもらえなくなると思ったんで、もう釣りを諦めていろんな種類のキャスティングの練習をしていました。

で、ボウアンドアローと言う特殊なキャスティングを練習していたときに、事件が起きました。(YouTube動画をリンクしておきました)

この投げ方、振りかぶったりせず、ロッドの反発力のみを利用して投げる方法なんですが、周囲に障害物があるポイントで有効なキャスティング方法です。

投げる際はルアーの後ろの針を持って、十分に注意した上で竿をしならせ、キャスティングしなければなりません。

小5の私は怪しげな1970年代に書かれたであろうルアー釣りハウツー本の挿絵のみを頼りに練習してましたから、そんなこといざ知らず、針ではなくルアー本体を持って投げてました。1回目、2回目は成功したのですが、3回目事故が起きました。

同じようにルアーを左手で持って、そのまま引っ張り、竿をしならせます。で、弓を射るようにルアーを離した瞬間、

「はうあっ!!」

ってなりました。見るとルアーの針が親指にグサッと刺さっとるやないですか!!??

痛いんですが、親にも言えず、必死にルアーを取ろうと思いましたが、

針って「かえし」がついてるんですよね。

親指の肉にがっつり針の「かえし」が引っかかってるんで、全っ然抜けません。

恥を承知で親にヘルプを要請しました。

親も見たことのない光景だったらしく、若干動揺してました。で、オヤジが大人の男の力でルアーを親指から取ろうとしたんですが、やはり「かえし部分」が悪さして全然抜けません。

これ、あかんやつや。

ってことですぐに釣りを終了し、病院直行しました。

病院に到着後、医者も半笑いでしたが、すぐに局部麻酔して、切開して針を親指からとりだしました。2針くらい縫いましたかね。

冬場、今でもたまに疼きます。

男の勲章ですね。

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フライフィッシング

中2の頃にはフライフィッシングがものすごいしたくなって、釣り具屋のキャンベルと言うところでフライフィッシングセットを買いました。確か1万円もしなかったと思います。ビックリしたのが毛針の値段です。ものすごい小さいくせに、お小遣いではとても買えない毛針がたくさんあって、ドン引きした記憶があります。

買ったあとは、家にあった同じく1970年代に書かれたであろう、古〜いハウツー本を読んで、隣の池の空き地を利用してずーとフライのキャスティングを練習してました。

やった事がある人ならわかると思うんですが、

フライフィッシングって危険です。

何が危険かって、この釣り、基本、毛針をつけた長〜い糸を竿のしなりを利用して前後にブンブン振り回しながらキャスティングするんですが、ちょくちょく毛針が自分の顔を襲ってきます。自分の顔を目掛けて飛んでくるんですね。フライが。

しかもものすごいスピードで。

で、飛んできたらもちろん避けるんですが、間に合わないと顔にあたり痛いです。って言うか下手したら失明します。

ある種、動体視力を鍛えるトレーニングみたいなもんですね。ボクサーみたいなもんです。

自分も危険ですが、周囲に人がいればもっと危険です。

結局3回くらい渓流に行って、フライフィッシングやって、1匹ウグイを釣り上げて、そのあとはもうしなくなりました。理由は池の隣でキャスティングの練習を見られるのが恥ずかしいのと、渓流スポットが家から遠いんで、中学生がどうチャリで頑張っても行けないんですね。なんで、辞めました。

地域振興券

そしてその後、忘れることのできないバブリーなイベントが発生しました。

そうです、日本政府による地域振興券のバラマキです。

いや~、ありがたかったですね~。しかも親に没収されず、「好きに使っていいよ」と言ってくれました。

親にマジ感謝。

私も親の年齢になりましたが私なら確実に没収してますね。

で、その時に地域振興券を利用して足りない分は自分の小遣いで補い買ったのが、

ダイコー・ブルーダーとシマノ・メタニウムXT

でした。

20年以上前にバス釣りした事がある人なら確実に知っているロッドとベイトリールだと思います。

ブルーダーは当時毎週欠かさず見ていた「The Hit」という釣り番組でバンバンCMしてました。オフトのヒロ内藤ロッド「ヒロイズム」とセットみたいにCMしてましたもんね〜。懐かしいです。(調べたら今もサンテレビで引き続き放送されています。長寿番組ですね。)ちなみにヒロ内藤さんは宇宙飛行士の向井千秋さんの実弟です。びっくりですよね。

ブルーダーはその名の通り、色がでコルクグリップが特徴でした。メタニウムXTはレインボーカラーのスプールにシルバーのボディがナイスマッチングの高級ベイトリールでした。メタニウムシリーズは今でもシマノから出てますね。

もうこれは同級生に自慢しまくりましたね~。しかも当時はブルーダー大人気でしたし、メタニウムXTを使ってる中学生なんかいませんでしたから。欲を言えばアンタレスが欲しかったんですが、流石に中学生の小遣いと地域振興券をコンボで使っても買えませんでした。

今考えると、えらい「ませたガキ」でしたね。でも当時は性能とか言うよりも、ただ単に目立ちたい、誰よりも高いものを持ちたいっていう欲望があったんですね。それはそれでいい思い出でした。私に対抗した同級生がリョービのイクシオーネを買ってましたが、正直なところ、

見下してましたね。

リョービかよって。実際、使った感じはメタニウムXTの方が断然上でしたね。あくまでも個人的な意見ですが。

そんなこんなで、ほぼほぼ毎日隣の池でバス釣りしてました。

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記念日

そして、記念すべき日がとうとうやってきました。

あれは、中3の春の出来事です。当時、バス雑誌を読み漁ってました。バサーからアングラーからタックルボックスから、それはそれは色々読んでました。特にタックルボックスが好きだったんですが、その確か3月号の記事に春のスポーニングの時期はシャロークランクが定番みたいな事が書いてありました。

で、学校が終わって夕方の4時半くらいから、隣の池で釣りを開始しました。1時間くらいして、もう帰ろうかなあと思っていた時、記事通りにシャロークランクを投げてみようと言う事で、拾ったラパラかなんかのシャロークランクを投げました。なんと1投目で

「ドカン!!」

ものすごいあたりがあり、そのあとは普段からイメトレしまくっていたベイトリールのドラグコントロールをしつつ、5分くらいバスと格闘していました。

まあ、ぶっちゃけドラグコントロールしなくてもいいくらいのラインを使ってたんで、その気になればすぐにでもゴリ巻きして釣り上げれたんですがね。

若気の至りってやつですね。シャアなら

「坊やだからさ」

ってつぶやいたでしょう。

で、そんなこんなで釣りあげたのが

51cmのバスです。

そうです、ランカーバスです。

バス釣りしてる人なら必ず目標にしているサイズの大型バスです。

いや〜、釣った時は友人が対岸にいたので、猛ダッシュして友人のところまで駆け寄り、自慢しました。で、その時初めて知ったんですが、

ランカーサイズのバスになると、歯がなかなか鋭利なもんで、素手でバスの口を持つと痛いんですよね。

普段は20センチ前後の雑魚バスしか釣ったことがなかったんで、素手で口を持っても全然痛くなかったんですが、このサイズになると、普通に痛いです。

そのあと、噂を聞きつけた友人が咄嗟にどっかから一眼レフカメラをもってきて、写真を取ってくれました。当時はデジカメなんかもないんで、気を利かした友人は10枚も現像してプレゼントしてくれたんですね。いや、ナイスでしたね。とりあえずどこに行くにも持ち歩いてましたもんね。ブロマイドみたいに。

で、ドヤ顔でみんなに見せてました。今でも5枚くらい現存してます。

ほんと、嫌な奴でしたね。

その後なんですが、ランカーを釣り上げた後、なんか目標を見失って、バス釣り熱が急激に冷めました。一気にバス釣りに出かける回数が減りました。もちろん受験とか色々あったんですが、結局その後1ヶ月に1回も行かなくなりました。

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海でのルアー釣り

ブラックバス釣り熱が冷めてからは、釣り自体に行くことも少なくなりましたが、秋口にはよく海にいってルアーでタチウオを狙ってました。

定番の赤ヘッドのシンキングミノーでタチウオを狙うんですが、この時に使っていたタックルも同じくブルーダーとメタニウムXTでした。

淡水用タックルを海で使って、そのあと全くメンテナンスもせずに放置するというアホなことをしていました。もしタイムスリップできるんなら、当時に戻ってそんなアホな自分を叱りつけたいですね。

モノを大切にしろと。

そんなこんなで結局3年くらい海でタチウオやって、合計2匹釣り上げました。

たった2匹です。

しかも、タチウオって別にものすごい引きが強いわけではなくて、重い物体をただ釣り上げる感じなんで、エンターテイメント性に欠けますね。「フィーッシュ!!」と大声で叫ぶ程、興奮するわけではなくて、「おお、おおおおおお、キタキタ。」こんな感じで終了です。当時はルアーでタチウオ釣ってる人は少なかったので、それなりに周りに対してドヤ顔はできましたが、それだけが唯一の楽しみでした。

ただ、隣のエサ釣りの人と頻繁にラインが絡まり「オマツリ」になったりしたので、何回かトラブルになったりしました。それでも自慢の鬼メンタルでめげずにキャストしまくってましたね。当時は。

坊やだからさ。

というよりはただのKYですね。反省してます。

高校を卒業してからは、ほとんど釣りはしなくなりました。

台湾に来てから

台湾に来てからは全く釣りすることはなかったですね。理由は

1.忙しくて釣りどころではなかった。

2.釣り具を持ってなかった。

3.どこで何が釣れるのか情報が皆無。

以上です。

本格的に台湾で釣りを再開しようと思ったのは去年からで、持ち運びに便利なモバイルロッドを購入しました。

モバイルロッドを購入する前に、実家に連絡して釣り道具がまだあるかと聞いてみたところ、まだあるとのことでした。

しかもオヤジの知り合いが釣りを引退して、各種竿を譲り受けたとのことで、自分は使わないから台湾に送ってくれるとのことでした。

あざすっ!!

ということで台湾に送ってもらい、到着した竿をみてびっくり。

ガラクタじゃん!!!

どれも20年〜30年以上前の竿で、どれも振出ロッド(テレスコピック)何ですが、すでにガイド部分が壊れかけています。

ハードオフとかにいっても買取拒否されるレベルです。

かなり期待していたのでガッカリでしたが、オヤジは

道具は重要じゃない。腕だ!!

という至極もっともなポリシーの持ち主なんで、まあ仕方ないですね。

とにかく、とても使えそうにないので、結局自分で日本に帰国した時にモバイルロッドを購入しました。

それ以降、海、川、池と月1くらいのペースで出かけています。

終わりに

今回は私の釣り遍歴を書きましたので、興味のない方にとっては2秒くらいさらっと目を通すだけで直帰される方が多いと思いますが、自分の思い出を整理する為にも書いてみました。

次回は台湾の釣りスポットについて詳しく書きます。

では、台湾マスターでした。

 

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