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台湾人、メガネ率高くね?視力悪いの?データから考察します。

台湾人、メガネ率高くね?視力悪いの?データから考察します。

どーもこんばんは。

今日も元気な台湾マスターです。

さて、みなさん台湾に旅行に来た時、台湾人を見て何か思いませんでしたか?

みんなメガネかけすぎじゃね?

って思いませんでしたか?

私が15年ほど前に来た時、あまりに「メガネ先輩」が多いのでビックリしました。15年前ですよ。今となってはもっと多くなったような気がします。

とにかくメガネメガネメガネ。

横山やすし師匠もビックリです。

今日は台湾人のメガネ率について調査しました。

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日本のメガネ人口ってどんなもんよ?

日本でもシャレオツなメガネをかけてる人が多くなってきましたね。「メガネかけたら2割り増し」とまで言われるほど、メガネが「おしゃれアイテム」と化してますよね。目悪くない人まで伊達メガネとかかけちゃってますもんね。

最近ではメガネのレンズをつけずにフレームだけつけてるドヤ顔の人もよく見ます。

初めて見たとき二度見しましたね。「え!?え〜っ?」ってな感じで。

あれ、目潰しされたら危ないですよ。ガードするもんないですよ。

まあ、本人はイケてると思ってるんでしょうから、いいでしょう。

さて、前置きが少し長くなりましたが、日本のメガネ人口ってどんなもんなんですかね?って調べたときに、文部科学省のホームページでナイスな統計結果を見つけました。それがこれです。少し見にくいですが目を凝らして見てください。まあ、こんなのをたくさん見るから目が悪くなるんですけどね。

引用元:学校保健統計調査-平成29年度(確定値)の結果の概要

平成29年(2017年)の資料となります。

幼稚園児の約25%の裸眼視力が1.0未満で、高校生になるとだいたい65%前後が裸眼視力1.0未満ということですね。高校卒業して社会人になって、って考えるともしかしたら社会人の75%以上は裸眼視力1.0未満なんでしょうね。統計がないからなんとも言えませんが、おそらくそんなもんだと思います。しかしこの統計を見て気づいちゃったんですが、

10年前の平成19年度(2007年)と比べるとおよそ10%も視力の悪い人が増えていますね。

もうこれは全部スマホのせいですね。アップルのジョブズ師匠がとんでもない物を発明しちゃったがためにこんなことになっちゃってるんですよ。

と私は断言します。それしか考えられません。

こう見ると、裸眼視力1.0以上ある人の方が実はマイノリティーなんですね。貴重な存在なんですね。少し考えさせられます。

これだけ目が悪い人がいますが、なぜか日本ではメガネかけてる人そんなに多くないように思います。多分コンタクトをつけている人が多いからでしょうね。

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台湾のメガネ人口ってどんなもんよ?

明らかに日本よりはメガネ先輩率が高いので、絶対に日本より視力は悪いはずです。ってなことで、ここも台湾統計局のホームページから統計結果を見つけたので公開いたします。台湾の統計は日本よりもかなり詳しい内容になっています。まずは小学生から見ていきましょう。資料は2006年(民国95年)と2016年(民国105年)の資料となります。「視力不良率」とは視力0.9未満のことです。

2006年

引用元:台湾教育部統計処

2016年

引用元:台湾教育部統計処

2006年の小学生全体の視力不良率は43.04%で10年後の2016年には45.86%になっていますので、2.82ポイント悪化していますね。

あともう一つ興味深いのが、男子より女子の方が目が悪いみたいですね。

では次、中学生です。

2006年

引用元:台湾教育部統計処

2016年

引用元:台湾教育部統計処

※2016年(民国105年)の資料には七年級(中学1年)、八年級(厨二病)、九年級(中学3年)と記載されていますが、これは小中9年一貫教育という制度に変わったためです。

2006年の中学生全体の視力不良率は68.17%で10年後の2016年には73.02%になっていますので、4.85ポイント悪化していますね。

ここも小学生と一緒で女子の目が男子に比べて悪いようです。

では、高校です。2006年の資料は普通科専門学科に分けられています。

まずは2006年の普通科(中国語で「高中」という)。

引用元:台湾教育部統計処

普通科高校生全体では84.9%が視力不良ということですね。やはり女子の視力が悪いです。普通科高校三年生の女子は89%が視力不良ということですから、もう目がいい人の方が珍しいですね。

では専門学科(中国語で「高職」という)です。

引用元:台湾教育部統計処

専門学科の高校生全体では71.5%となっています。これは普通科とはえらい違いですね。13.4%も違います。また、やはり女子の目が悪いようです。

では、2016年のデータです。さらに細分化されていますので、全体の数字のみを載せます。

高校生全体として80.9%という結果になっていますね。2006年の普通科高校生と専門学科高校生の視力不良率を足して2で割ると78.2%ですので、やはり10年経って2.7ポイント悪化しています。

台湾の資料の面白い点は、かなり細かく統計を取っている点です。すべてのデータを載せるとデータばかりで目がチカチカするので載せませんが、実は国公立と私立を分けたり、普通科と専門学科を分けて統計を出しています。

で、このデータからわかったことがあります。

「ガリ勉ボーイ&ガリ勉ガール」目が悪いです。特に「ガリ勉ガール」はかなりの確率で目が悪いことがわかります。

いわゆる進学に有利な学校に通っている学生は「自然と戯れるのが好きな、勉強よりも他の事を大事にする子」よりも目が圧倒的に悪いです。あまり詳しく言うと台湾人から怒られそうなのであまり深くは書きませんが、例えば台湾の高校の「普通科」は勉強のできる子が行きます。「専門学科」は勉強よりも他の分野を大事にする子が行きます。上の統計データを見るとわかりますが、「普通科」とはかなりの差が出てますよね。もうこれ以上は言いません。

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日本の学生と台湾の学生の視力の差

2016年のデータをもとに、日本と台湾の学生の視力の差を「見える化」しました。

データについては日本は視力1.0未満を基準としており、台湾は0.9未満を基準としているので100%同じ条件ではありませんが、まあ、そんな細かいことは気にせず見てください。

小学生から高校生までの目が悪い人の占める割合

もうこれは圧倒的な差ですね。

やはり台湾人の視力は日本人に比べてだいぶ悪いです。どうりでメガネ先輩率が高いはずです。

台湾の学校のそばにはたくさんのメガネ屋さんがあります。私が住んでいる家の近くに大学がありますが、その大学の100m範囲内に20店舗ほどのメガネ屋がしのぎを削っています。とにかく、メガネ屋はコンビニよりも多くあるんじゃないかと思います。

台湾人はなぜメガネ先輩なのか?コンタクト派が少ない理由

台湾にもコンタクトレンズは売っています。種類もかなり豊富にありますし、日本よりも安いです。医者の処方箋など求められること皆無です。すぐに買えます。台湾人でもコンタクトレンズを付けている人は多いですが、やはりメガネ先輩の生息数の方が多いです。なぜメガネ派が多くてコンタクト派が少ないのか?

理由1.つけるのが面倒くさい。

理由2.バイクに乗るので目が乾く。

理由3.メガネの方がシャレオツ。

理由4.化粧しないのでメガネでごまかす。

以上がメガネが愛されコンタクトが敬遠される理由です。もうこの理由しか考えられません。

まとめ

今回の「データから考察します」シリーズ、如何でしたでしょうか?

台湾人は本当に視力が悪いんですね。特に台湾女子の視力の悪さは半端ないですね。もしかしたら遺伝的な問題もあるのかもしれませんが、やはり勉強のしすぎやスマホ依存が原因でしょう。

最後になりましたが、実は私も中学からず~とメガネかけてます。なので、そんな台湾人に親しみを感じます。また、メガネ屋さんもそこらへんにあるので非常に便利です。

台湾、メガネ先進国です。

以上

台湾マスターでした。

 

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