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台湾人求職者の電子履歴書の写真が自由すぎるというかふざけすぎな件。

台湾人求職者の電子履歴書の写真が自由すぎるというかふざけすぎな件。

どーもこんにちは。

台湾マスターです。

さて、私は仕事の都合上よく台湾の求人サイトを利用して優秀な人材を探しています。

で、台湾で人材発掘中にいつも思うのが、

履歴書の写真、自由過ぎじゃね?

っていうか、ふざけすぎじゃね?

ということです。

履歴書に貼る標準的な写真といえば、日本的な感覚で言うと、

画像元:カメラのキタムラホームページ

こんな感じですよね。

黒のスーツに白のシャツ、男性ならそれにネクタイというのが、標準的なスタイルだと思います。

でも台湾は少し違うようです。というか、

見て爆笑してしまう、あるいは失笑してしまうレベルの写真

が貼られていたりします。

一体台湾の履歴書にはどんな写真が貼られているのか、今日はきちんと統計をとりましたので、この記事を通して皆様にご紹介させていただきます。

はじめに、台湾の電子履歴書事情や、104人力銀行の管理画面の操作方法を下に記載しますので、興味ない方は飛ばしてください。

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台湾の電子履歴書について

上で紹介した「台湾の求人広告事情と企業が台湾で求人広告を出すときの注意点。変更点は?」という記事でも書きましたが、台湾での求人サイトといえば104人力銀行です。

求職者は基本的にはこのサイトに登録し、自信の経歴などを記した電子履歴書を投稿します。で、その電子履歴書には顔写真を添付(アップロード)することができます。

実際に紙の履歴書を書いて、証明写真を貼り、企業に送付ということは今はほとんどされていません。現在多くの企業がこの「104人力銀行」を利用してリクルート活動を行っています。

104を利用した人材発掘方法

私のアカウントは企業登録してますので、台湾求職者のすべての情報を見ることができます。

まず、104のホームページにアクセスし、右上の「企業徴才」をクリックします。

クリックすると、次にこんな画面が出てきます。

そして右上の「登入」をクリックすると、

こんな画面になるので、そこに自分のアカウントとパスワードを入力します。

すると、管理画面が現れます。黒で囲っている枠は個人情報というか企業情報ですので伏せています。

人材を探すときは左から4番目のタブの「 查詢」をクリックします。すると、こんな画面になります。

この画面で検索の絞り込みができます。

關鍵詞:キーワード

希望職類:希望する職種

希望工作地:希望する勤務エリア

居住地:居住地

この検索画面を利用してふさわしい人材を発掘します。

キーワード欄は自由に文字を打ち込めますが、それ以外はカテゴリを選択して絞り込むというスタイルです。

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自由すぎる、ふざけすぎな写真~営業職編

上記で紹介した検索画面を利用して、まず営業職(中国語では業務という)を希望する人材の写真を調査しました。

営業職は人に接触する機会の多い職種ですので顔は大事ですよね。もちろん雇用者は顔で選ぶわけではありませんが、求職に当たって顔写真がとくに重要な職種といえるでしょう。

検索条件は以下です。

關鍵詞:業務

希望職類:客服/門市/業務/貿易類

希望工作地:空白のまま

居住地:空白のまま

この検索条件で絞り込んだところ、

242,630人ヒットしました!!

検索結果の上から順に100人の写真を調査した結果が以下となっています。

合格の顔写真:8人

少なすぎだろ!

日本的標準から見た合格者がたったの8人しかいないという驚くべき結果となりました。

次に一応証明写真だけどスーツではなく普段着で撮っちゃってる惜しい、もうちょっと!の写真の人ですが、

24人

いました。ちゃんとスーツ来てネクタイ締めてたら合格なんですけどね。残念です。

で、

以下に紹介する68人は話にならんレベルの写真です。

顔写真なし:30人

普段着でニッコリ自撮り:14人

旅行先での写真:5人

手元の証明写真をスマホで撮影:3人

レストランで撮った記念写真:3人

仕事場での1コマを捉えた写真:3人

30年程前に撮られたであろう古い写真:2人

絵で表現:1人

I Love Jesusの文字:1人

頭切れ写真:1人

車内で激写された写真:1人

愛犬と共に:1人

スタバでドヤ顔:1人

モデル風に撮影された写真:1人

ヘッドホンをつけた写真:1人

如何でしょうか?自由すぎますよね?

っていうか、

仕事、ちゃんと本気で探してるの?

って突っ込みたくなります。

もし台湾で働いている日本人の方で、人事担当であったり人事担当者と仲の良い人がいれば、是非アカウントを取得して見てみてください。おもしろいですよ~。

自由すぎる、ふざけすぎな写真~日本関連職編

日本語を勉強してて、日本企業との仕事を希望する求職者であったり、台湾の日本企業に就職を希望している人はどうなのかについても調査しました。

検索条件は以下です。

關鍵詞:日文業務

希望職類:客服/門市/業務/貿易類/行政/總務/法務類

希望工作地:空白のまま

居住地:空白のまま

この検索条件で絞り込んだところ、

50,700人ヒットしました!!

上記と同じように検索結果の上から順に100人の写真を調査した結果が以下となっています。

合格の顔写真:43人

さすがに日本文化を理解してますね。43人も合格です!!!

ただ、43人が多いのか少ないのかというと、

少ないですよね。。。。

次に一応証明写真だけどスーツではなく普段着で撮っちゃってる惜しい、もうちょっと!の写真の人ですが、

8人

でした。

で、

以下に紹介する49人は話にならんレベルの写真です。

顔写真なし:26人

普段着でニッコリ自撮り:12人

卒業写真:4人

旅行先での写真:2人

まさかのピース写真:2人

絵で表現:2人

頭切れ写真:1人

残念ながら、上記49人はまず日本企業には就職できないでしょうね。

門前払いのレベルです。

終わりに

本当は写真を載せて皆さんに実際に見てもらいたいんですが、個人情報ですし、万が一NG写真の求職者が私のブログの読者様だったら、訴えれらるのも嫌なので掲載するのはやめておきます。

今回紹介したのは別に面白おかしく盛った冗談の話ではなくて、ガチでリアルな本当の話です。

自由すぎるといか、シンプルにふざけ過ぎですので、日本人が見れば愕然とすると思います。開いた口が塞がらなくなると思います。

私はこちらでの生活が長く、何事も「ま、別にいいんじゃね〜」的に対処する、かなりアバウトな人間になってしまいましたので、私が合格とした顔写真も、日本のお堅い大手企業の人事担当者からしたらNGになる可能性が高いと思います。

ただ、国が変われば文化も違います。

台湾企業の採用担当者は写真は参考程度にしてあまり見ずに、その人の経歴や出来ること、能力そのものだけにフォーカスしてリクルートしてるのかもしれませんね。

逆に、

求職者の常套手段として、あえて目立つ奇抜な写真を掲載し、採用担当者の気を引こうとしているのかもしれません。

何れにしても、もし日本企業に勤めたいのであれば少なくとも顔写真は冒険せずにちゃんとスーツとネクタイで撮ってもらいたいですね。

このブログを読んでいる日本企業に就職したい台湾人の読者様に一言。

履歴書の顔写真は大事ですよ!!ふざけちゃダメですよ!

以上

台湾マスターでした。

 

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