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iPhone XRの人気がない理由は価格と重量。1.5ヵ月使ったレビュー。

iPhone XRの人気がない理由は価格と重量。1.5ヵ月使ったレビュー。

どーもこんにちは。

台湾マスターです。

さて、2019年に入ってからというもの、アップルの元気がないですね。

iPhoneの売れ行きが芳しくなく、世間ではアップルショックと言われていますね。

スマホが売れない分、価格を釣り上げて1台当たりの利益を増大させようとする戦略をとっていますが、消費者はバカじゃないんで、おいそれと騙されないんでしょうね。

ま、私はまんまと騙されて結局XR買っちゃいましたがね。

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で、買って1ヵ月半ほど経ちましたので、レビューでもしてみたいと思います。前回も購入直後に簡易レビューしましたが、1ヵ月半も毎日使えばだいたい製品の良し悪しがわかりますので、まだ購入されていない方はこのレビューを参考にしていただければと思います。

iPhone XRは買いなのか?

はい。買いです。

少なくとも買って損したとは全く思っていません。理由は

・動きサクサク

・液晶きれい

Face ID絶好調

・カメラ綺麗。コンデジ不要

・電池の持ちが半端ない。異常なほど長持ち

・音がステレオで音量がすごい

・ホームボタン無しは正義

この中で特に素晴らしいと思ったのはFace IDと電池です。

Face ID絶好調

「指紋認証いるぅ?」

っていうレベルです。

確かに、日本の寒い冬でマスク着用が義務付けられているような環境ではFace IDは面倒でしょう。いちいちマスクを下げて認証するのは面倒です。私も先週日本に帰って、あまりにも寒く乾燥していて喉がやられそうだったのでずっとマスクしてましたが、確かに厄介でした。

でもまあ、指紋認証とかパスコード入力でも寒い冬に手袋してる人は基本手袋を脱がないと認証できないんで、どっこいどっこいなんじゃないでしょうかね。

いずれにしても、私は台湾に住んでいて、マスクをすることもほぼありませんからFace IDはもう手放すことができません。

電池の持ちが半端ない。異常なほど長持ち

半端ない

という言葉を最近良く聞きますが、大したことない事象でも半端ないという言葉を使っておこうという風潮があるみたいです。若い人はパネエと言ったりもするそうです。アフリカ系のサッカー選手にパネエっていう人いそうですね。

話が脱線しましたが、このiPhone XR。

電池の持ちが半端ないです。パネエっす。

私はゲームはしないですが、結構な頻度でLINEをしたり、ブラウジングしたり、株価のリアルタイムチャートを開いたままにしたりしていて、まあまあヘビーに使い倒しているつもりですが、寝る前にはまだ70%程の残量があります。

私の使い方だと2日は余裕で持ちますね。

まあ、ガラケーユーザーからしたら2日しか持たないのか、なんて思うかもしれませんが、スマホで2日安心して使いこなせるっていうのはかなりすごいです。

まあ、以前使用していた5sと6sPLUSは毎日充電しないとだめだったんで、7や8を使っていたらまた違った感想なんでしょうが、とにかくXRは異常なほど長持ちする電池を積んでいます。

iPhone XRが売れない残念な点

すんごいいい機種ではありますが、売れ行きは全然よくありません。おかげで台湾のサプライヤーが悲鳴を上げています。その辺は上で紹介したアップルショックと米中貿易戦争勃発でモロに株価に影響を受けている台湾企業。という記事で書いているので気になる方は参照ください。

じゃあ何が残念なのかって?

価格ですよ。価格。

そして重量です。デカくて重すぎ。

価格が残念すぎる。

一番安い64Gで¥84,800 (税別)ですからね。これにアップルケアとかに入ると10万円超えます。入らなくてもちょっといいガラスフィルムやケースを買っても10万超えます。

XSやXS MAXの廉価版とか言われながら結局10万するってどうよ。

10万ってソニーの4Kテレビとか買えますからね。

Core i5を積んだ割と高性能なノートパソコンも買えちゃいます。

しかもしかも、アンドロイドなら10万出せば明らかにXRよりもハイエンドのスマホ買えますからね。

そらぁ売れないはずですよ。安くなった型落ちの8とか7に流れますよね。実際の使用感はそんなに変わらないですからね。私の妻も7を使ってますが、今も全く問題なくサクサク動いてますからね。

消費者は馬鹿じゃないです。まあ、私は買いましたが。

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デカくて重すぎる。

分厚くてデカくて重い。

スマートホンなのに全然スマートじゃないです。

重すぎて片手で操作していると手が攣りそうになります。プルプル震えてきます。

今、重さを測ってみたらガラスフィルムとケースをつけた状態で

240グラム

でした。

240グラムってどれくらいの重さかというと、調べてみるとリンゴ(小玉)の重さだそうです。常にリンゴを片手に持っている重さ感ですかね。

・・・・。

全然しっくりこないですね。

ごめんなさい。500ccのペットボトルに水が半分くらい入ってる感じの重さって言った方がわかりやすいですかね。

まあ、どうであれずっしりくる重さということです。

片手でXRを持ち、仰向けに寝そべってYouTubeを見ている時、たまに手からXRが滑り落ち、顔に激突するという悲劇が発生しますが、かなり痛いです。40前の大人が泣きそうになるくらいの痛さです。

普段持ち歩くものは「軽さは正義」です。

このXRはその逆いっちゃってます。持ち歩くのをためらってしまうくらいデカいし重い。やはりiPhone SEの全画面ベゼルレスが待ち遠しいですね。

iPhoneXRの気になる点

1ヵ月半使ってみて、残念とまではいきませんが何点か気になる点があるのでご紹介します。

画面左上がチカチカする。バグ?

これはハードの問題ではなくてソフトのiOSの問題だと思いますが、左右にスクロールするときに画面左上部分ノッチ(切り欠き)の左あたりが一瞬チカチカします。

今後改善されるとは思いますが、なんだか気になってしまいます。

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知らぬ間にLED懐中電灯が点いている。

これもびっくりするんですが、知らず知らずのうちにLED懐中電灯が点いています。

ロック画面の懐中電灯マークを長押しすると点灯するらしく、

ポケットに入れていたり不注意で触れたりしてLEDが点きっぱなしになっていることがたびたびありました。

便利な機能ではあるのですが、勝手にLEDが点いて電池がなくなると困るので、なんとかならないものですかね?

電源OFFの仕方がわかりにくい

以前のiPhoneならば上部のボタンや右サイドボタンの長押しで電源OFFにできていましたが、XRはそうはいきません。どうしたらOFFにできるのかわからなかったため、いちいちググらなければなりませんでした。

電源OFFの方法は

右サイドボタン+音量ボタン(UPかDOWNどちらか)を同時に長押ししてはじめて電源OFFの画面が出現

ということです。

わかりにくいですよね。

スクリーンショットだらけになる

これもXRのボタンの位置関係に起因する気になる点ですが、右サイドボタンと、音量UPボタンがほぼ線対称の位置にあるため、

スマホを持ち上げる時とか、片手持ちで操作する時に、この2つのボタンを同時に押してしまうことが多々あり、スクリーンショットが撮られまくります。

人間工学的に、この位置にボタンがあると持ち上げるときとか片手操作時に自然にそこに指がいって、誤って同時押ししてしまいます。

おかげでカメラロールを見るとたくさんの意味不明なスクショが見つかります。

これは設計ミスなんじゃないかなぁ。致命的ではないですが、結構フラストレーションたまります。

終わりに

個人的には購入して全然後悔していないのですが、こうやってあらためてレビューを書いているとマイナス面が目立つようになってしまいましたね。。。。

このマイナス面を帳消しにするくらいのメリットが電池の持ちであったりFace IDであったりするのですが、うーん。如何せん高すぎですね。

アップルはセキュリティ面やプライバシー保護の点では一流で、今年CESでは出展はしていないものの屋外に

「What happens on your iPhone, stays on your iPhone」

という広告を出したりして、個人データの情報漏洩や個人データを不正に利用している企業を揶揄したりしていますね。

英語を話さない日本人からしたら意味不明なキャッチコピーですが、意味は「iPhoneで起きたことはiPhoneに留まる」、つまり情報が漏洩しないということだそうです。

※「What happens in Vegas, stays in Vegas.ラスベガスで起きたことは、ラスベガスに留まる」ということわざをもじったいるそうですが、文化を共有しない日本人にとってはそのやはり意味がわかりませんね。

やはり、セキュリティ面では中華スマホとかよりも断然いいですし、iOSとmacOSとの相性が抜群ですので、私は今後もiPhoneを使い続けると思います。

今年こそは革新的な製品を是非とも出してほしいですね。

以上

台湾マスターでした。