台湾スマホの特徴。SIMフリー?NFC?買うならmyfoneでね。
どーもこんにちは。
寒いのでとうとうパッチを履き始めた台湾マスターです。
さて、先日スマホを買い換えました。
もともとスマホはアンドロイドの機種を使っていたのですが、4年ほど前からはiPhoneを使用しています。で、今回は話題のiPhone XRを購入し、現在使っています。
この記事に注目!!
このiPhone XR、巷ではいろいろ言われていますが、個人的にはまあまあ気に入っています。写真もきれいに撮れますし、動きもサクサクしてますからね。ただ、デカくて重いという点は不満です。
上の記事でも書いたのですが、私は台湾に住んでいるのでスマホは台湾で購入しています。
今日は、台湾在住15年の私が気づいたスマホ購入の一番お得な方法をこっそり教えたいと思います。
テーマは
台湾スマホの特徴。SIMフリー?NFC?買うならmyfoneでね。
です。
台湾の携帯電話事情については下の記事を見てください。
台湾在住の方でスマホの購入を考えておられましたら、是非参考にしていただければと思います。
台湾のスマホの特徴
まずは台湾のスマホの特徴について簡単に説明します。
特徴その1:台湾で売られているスマホはすべてSIMフリー
日本の大手キャリアの販売するスマホはSIMロックがかかっています。今はキャリアのスマホもSIMロックを解除できますので、ロック解除の手続きをすればすぐにSIMフリーにできますが、一昔前なら他社に乗り換えても使っていた機種はロックがかかっていて使用できないという、なんとも排他的な制度がありました。
その点、台湾で販売されているスマホはすべてSIMフリーです。中華電信(チャイナ・テレコム)であろうが台湾大哥大(台湾モバイル)であろうが遠伝(ファーイーストン)であろうが、
ぜーんぶSIMフリーです。
台湾人から言わせば
SIMロック?ちょっと何言ってるかわかんない。
という感じです。
なので、台湾の場合、どこでスマホを購入しようが全てロックのかかっていないSIMフリー端末となります。
特徴その2:シャッター音が鳴らない
台湾で購入するスマホはマナーモードにしたらシャッター音が鳴りません。
犯罪防止の観点から、日本や韓国で購入するスマホは写真を撮る際、どんな状況でもシャッター音が鳴ります。
しかもかなりの音量で鳴るので非常にうるさいです。
スマホで写真をよく撮る人ならこの音にうんざりしていることと思います。
会議中にホワイトボードの写真を撮るにも音が鳴る。
レストランでインスタ映えする写真を撮るにも音が鳴る。
海外の観光地で写真を撮ると音が鳴って現地人に白い目で見られる。
などなど、はっきり言って品行方正な一般人からすると非常に迷惑な機能(制限)です。
もちろん、犯罪抑制という意味では必要な機能なのでしょうが、シャッター音が鳴るということ自体、世界的に見て非常にマイナーケースです。つまらない迷惑なことをする一部の犯罪者のせいで、こんな制限があるというなんとも情けない話です。
一方、台湾のスマホはマナーモードにするとシャッター音が鳴らないので、会議中にメモを写真で撮っても、いい雰囲気のレストランで写真を撮っても、「カシャッ」っというシャッター音で他人に迷惑をかけることはありません。
個人的には非常にありがたいです。
特徴3:NFCの規格が異なる
これはまあ当たり前っちゃあ当たり前なんですが、台湾のスマホと日本のとではNFCの規格が若干異なります。
「おサイフケータイ」という非常に便利な機能が携帯電話に搭載されたのが2004年。あれから18年が経過し日本でもキャッシュレス化が進んでいます。
で、このスマホ決済時に利用されるのが「NFC(Near Field Communication/近距離無線通信)」という技術なのですが、この規格が日本と台湾では異なります。
日本:FeliCa(NFC Type F)
台湾(海外):NFC Type A/B
日本は国際的にはマイナーなFeliCa(NFC Type F)を採用しているためガラパゴスと揶揄されています。(もちろんFeliCaは反応速度に優れており、改札の通過等スピードが要求されるような場所で真価を発揮するので、日本の使用環境に適した規格であるのは確かです。)
台湾スマホも例外でなく、NFC Type Fではなく、TypeA/BのNFC技術を採用しています。
ゆえに、台湾で購入したスマホにはNFC Type F(FeliCa)に対応していないため、日本のSuica等のスマホ決済サービスが利用できません。
台湾でスマホ購入の際はこの点に注意しないといけませんね。
iPhoneは例外
台湾で販売されれているアンドロイドのスマホは日本のFelicaに対応していないため、日本のGoogle PayではSuicaが使えるようになったものの、台湾版アンドロイドスマホではこの機能は使えません。残念ですね。しかし、天下のAppleは違います。
iPhone8以降の機種であれば、FeliCaにも対応しているため、台湾で購入したiPhoneでも日本国内でSuicaの利用が可能です。
iPhone7を発売した時は
ついにFeliCa対応!!
となってちょっと盛り上がりを見せたりしましたね。しかし、あれはApple社が特別日本向けに仕様を変更して発売したものであり、他国で販売されるグローバル版ではFeliCaには対応していませんでした。まあAppleにとって日本はお得意様ですからこれくらいの個別対応をして然るべきなんですがね。
ということなんで、台湾でiPhone7を購入しても日本のSuica等スマホ決済は利用できませんでした。
しかし、サプライズが1年後に起きました。
iPhone8以降の機種についてはグローバル版もFeliCa対応となったんです。なので、私が台湾で購入したiPhone XRも日本でSuicaが使えるんです。※ただし、本体の【言語と地域】の設定を「日本」に変更する必要があります。詳しくはココをご覧ください。
以上の3点が台湾スマホの特徴というか、日本で販売されているスマホと異なる点となります。
では、台湾でスマホを買うにはどこがおすすめですかね?
台湾では携帯キャリアで買わずに自分で買う
日本と同じように台湾でもキャリアからスマホ購入すれば、割引があるため安く購入できます。しかし、1年縛りであったり2年縛りであったりと制約があります。
しかもある程度の割引をした上で購入しようとすると、月額1000元以上もするプランに加入しないといけなかったりしません。電話かけまくるとかのハードユーザーであれば元を取れるんでしょうが、ほとんどの人は元が取れません。
中華電信と契約した場合
一例として、中華電信の2年縛りのプランでiPhone XR 64G(定価:26,900元)を購入した場合、月額は以下となっています。(2018年12月21日現在)
画像元:中華電信料金プラン
赤で囲ったプランが一般的な2年縛りのプランで、特徴は
・通信容量無制限(パケホーダイ)
・キャリア外通話50分付き
これで月額999元です。
このプランを選べばiPhone XR 64Gを19,300元で購入できるので、定価に比べて7,600元の割引となります。
2年間の総支払い料金はスマホ金額を足して、43,276元ですね。
台湾之星と契約した場合
一方、私が加入していて人気の「台湾之星」というキャリアには1年縛りで月額388元のプランがあります。
画像元:台湾之星料金プラン
特徴は
・通信容量無制限
・キャリア外通話45分付き
これで月額388元です。
中華電信の999元のプランと内容的にはそんなに変わりませんね。
このプランはスマホの割引はないため、iPhone XR 64Gは定価の26,900元で購入しないといけませんが、それを加味しても
2年間の総支払い料金は36,212元で済みます。
このように、
大手キャリアでスマホ本体価格が割引かれたとしても、7,064元も台湾之星の方が安い計算になります。
なので、
スマホ購入割引のあるキャリアで購入せずに、自分でスマホをどっかから買って自分で準備した上でキャリアと契約する人が多いです。
以前「台湾のネット通販(ECサイト)事情。B2C?B2B2C?C2C?蝦皮購物?」という記事でも紹介しましたが、台湾のECサイト(PChomeやmomo)でもスマホがたくさん売られており、そこから自分が気に入ったスマホを購入する人が多いですね。
この記事に注目!!
私もスマホはほとんどECサイトで購入しています。
で、私が導き出した結論、それは
スマホを買うならmyfone一択
ということです。
スマホを買うならmyfone
myfoneってなんじゃい?
って思う方も多いと思います。
myfoneとは?
myfoneは台湾大哥大(台湾モバイル)直営のECサイトです。
実は、台湾でPChomeに次いで有名なmomoも台湾大哥大(台湾モバイル)の子会社なので、myfoneとmomoは兄弟みたいな関係です。と言っても、momo とは全然規模が違いますし、一応myfoneでもいろんなものを売っていますが、メインはスマホの販売なので、バッティングはしていません。
このmyfoneの特徴はズバリ
OUT LET福利館というセクション内で、台湾モバイル認定の中古スマホが売られている。
という点です。
台湾モバイル直営だけあって、中古品(新古品)が出回るのも他社よりも圧倒的に早いです。
ちなみに中古のグレードは4つに分類されています。
1.全新出清品(新品在庫品)
2.超殺拆封新品(開封した未使用品)
3.拆封福利品A級(中古品Aクラス)
4.拆封福利品B級(中古品Bクラス)
下に行くにつれて安く販売されています。
グレードの説明は以下となっています。中国語のわかる方は読んでみてください。
画像元:myfoneホームページ
ポイントを以下に日本語で説明します。
全新出清品(新品在庫品)
これは在庫一掃セールとでも言いましょうかね。新品だけど型遅れの品です。保証も1年丸々付いています。
超殺拆封新品(開封した未使用品)
これは顧客の手に渡り、開封され初期設定も済んでいるが、その後クーリングオフ等の事情で返品された商品が多いです。ホームページの説明によれば、
スクリーンを含まない本体部に0.5mm以下の傷が付いている可能性がある
ということです。
付属品も全て純正です。欠品はありません。
私もここで超殺拆封新品のPhone5sを購入したことがありますが、傷は全く見当たらず、アップルの保証期間が1ヶ月少ない11ヶ月ということで安く販売されていました。
ちなみにiPhoneの場合は、台湾モバイルが少なくとも6ヶ月の製品保証を提供しているので安心です。と言ってもこのレベルの商品ならほとんど保証が残っていると状態と思って大丈夫です。
拆封福利品A級(中古品Aクラス)
店頭展示品やその他の事情により返品された商品だと私は思います。
電池、アダプター、ケーブルは純正ですが、その他の付属品については現状渡しとなるため、欠品がある可能性があります。
ホームページの説明によれば、
スクリーンや本体部に2.5mm以下の傷が付いている可能性がある
ということで、iPhoneなら6ヶ月以上の台湾モバイルの保証がつきます。もしアップルの保証が6ヶ月以上残っている状態であればそちらが優先されます。
拆封福利品B級(中古品Bクラス)
これも店頭展示品やその他の事情により返品された商品だと私は思います。
電池、アダプター、ケーブルは純正ですが、その他の付属品については現状渡しとなるため、欠品がある可能性があります。
ホームページの説明によれば、
スクリーンや本体部に2.5mm以上の傷が付いている可能性がある
ということで、これも同じくiPhoneなら6ヶ月以上の台湾モバイルの保証がつきます。もしアップルの保証が6ヶ月以上残っている状態であればそちらが優先されます。
ちなみのこのBクラス品は台湾モバイルの店頭で本体の傷等を確認して、十分納得した上でしか購入できませんので、myfoneのサイトで購入予約したあと、自宅から最寄りの台湾モバイルの店舗まで足を行かないといけませんので購入する際は注意が必要です。
傷なんかあまり気にしない人は、福利品A級でもB級でも問題ないでしょう。少なくとも半年の台湾モバイルの保証が付帯してますしね。
※商品によっては保証が半年未満の中古品も福利品A級やB級として売りに出されていたりもしますが、その際はきちんと保証期間が商品紹介ページに記載されていますので、注意しましょう。例えば、下のiPhone X 256Gは福利品A級品ですが「原廠保固至2019年3月」と記載されてます。台湾モバイル側も6ヶ月の保証はつけていません。
画像元:myfone
myfoneで買ったiPhone XR 64G
私は以前にここで超殺拆封新品(開封した未使用品)を安く購入し、非常に満足していたので、XRも超殺拆封新品を買おうと思っていました。
こういうOUTLET品というのはアップルのホームページの「整備済み品」と同じで常にある訳ではなく、タイミングが重要です。常にmyfoneのサイトを訪れ、チェックしておかないといけません。しかもいい商品は一瞬で無くなります。
今回も購入の何日も前から1日に3回ほど、myfoneのサイトをみていました。すると、
画像元:myfone
出ました!!
99%新品のiPhone XR 64Gです。
定価よりも900元安い26,000元で販売されています。
これを買うしかないだろうと思ってポチっとしかけました。
しかし、XRは売れ行きが芳しくないという情報が世界に配信されていたため、もしかしたら台湾でもどこかのサイトで値下げがあるかもしれないと思い、とりあえずmyfoneのOUTLET館ではない一般の新品スマホ販売のページをのぞいて見ました。
画像元:myfone
すると、XRが定価で売られていましたが、何か特典がある模様。
画像元:myfone
定価ではありますが、購入特典として
・高級ガラスフィルム(590元)
画像元:myfone
・人気ブランドXR用ケース(800元)
画像元:myfone
以上の2点がタダでついてくることがわかりました。
99%新品と謳われている実際は中古の「超殺拆封新品」よりもこっちの「特典付き新品」の方が圧倒的にお得じゃん!!
ということが判明し、速攻で新品をポチりました。
と、このように中古品よりも新品の方が安く買えちゃったりするのはmyfoneです。
私が購入した時は、PChomeやmomoでもiPhone XR 64Gが販売されていましたが、定価で販売されており、特典は付きませんでしたので、やはりスマホはmyfoneが一番お買い得です。※2018年12月21日現在、年末商戦の関係でPChomeではiPhone XR 64Gが26,288元で販売されており、特典として透明TPUケースと三流ガラスフィルムが付きます。それでもmyfoneでの購入がお得です。
アップルストアが安心。という信念をお持ちの方もいるでしょうが、アップルストアは絶対に定価でしか販売しませんし、特典も付きませんので、
iPhone買うなら私はmyfoneを断然おすすめします。
終わりに
スマホの購入価格だけで言えば、ぶっちゃけ今なら円高という背景もあるので日本で購入する方が安い場合が多いです。特にiPhoneはSIMフリー版にしても、日本のアップルストアで買う方が台湾よりも安いですね。日本で今後も生活する予定で、尚且つカメラのシャッター音とかが気にならないのであれば、日本で買うのがベストです。
しかし、台湾に留学に行ったり駐在する予定があったり、はたまたしょっちゅう台湾に行く用事があれば、台湾版のスマホ、とりわけ台湾版iPhoneをを買うのも全然ありだと思いますよ。
うるさいシャッター音もないですしね。
ただし、台湾版iPhoneは日本の技適未取得端末となりますので、日本国内での継続使用は自己責任となりますのでご注意ください。ただ、日本の総務省も緩和に向けて動いているようなので、将来的には利用可能になるのではないかと考えています。
何れにしても、スマホ買うなら「myfone」と覚えておきましょう!
以上
台湾マスターでした。
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