台湾温泉。少しマニアックな台中谷関温泉に行ってきました。

ど〜も。
こちらは春を通り越して夏なのではないかと思うほど暑くなっております。
いつも元気な台湾マスターです。
さて、先日温泉に行ってきました。ご存知だと思いますが、台湾も各地に温泉が沸いており、温泉は身近な存在です。私はこちらにはもう長く住んでるので、台湾の温泉はほぼコンプリートしてるのですが、まだ行ったことがない温泉名所があったことが発覚したので、今回行ってきました。それが台中にある谷関温泉です。
谷関温泉とは
台中の和平区にあります。ちょうど台湾の真ん中にある感じです。標高約800mの山に囲まれた場所にあり、1907年に温泉が発見されました。1907年ですので、日本統治時代からすでにあったということですね。
隣に「八仙山国家森林レクリエーションエリア」というハイキングコースがありますが、そこは日本統治時代には林業が盛んで、最盛期には2,000人が住んでおり、学校や病院、託児所等がありました。当時は貨物車もなく、チェーンソーとかの工具もないでしょうから、人手により伐採が行われていたはずです。この場所に温泉があったというのは林業従事者にとってはありがたかったでしょうね。
泉質について
谷関温泉は炭酸水素塩泉に分類されています。PH値は7.6で飲用も可能です。いわゆる「美人の湯」で「におい」はほとんどありません。関節炎や胃腸炎をやわらげる効能があると伝えれています。
温泉宿について
以下がこのエリアで有名なホテルです。
谷関大飯店(Guguan Hotel)
神木谷假期飯店(Utopia-Holiday Hotel)
明治温泉大飯店(Mingjhih Hot Spring Hotel)
龍谷大飯店(Longgu Hotel)
統一渡假村(Uni-Resort)
恵来谷関温泉会館(Hueilai Guguan Spa Hotel)
台湾マスター的所見
寂れた昭和な感じがグッドです。一昔前の熱海という感じです。
これは龍谷大飯店ですが、昭和でしたね〜。なんかドラマの「不毛地帯」を思い出しました。
メインの道路には商店街というか、レストランが並んでいますが、これまたレトロな雰囲気です。トラウト系の魚やチョウザメの魚料理をメインにしている店が多いです。値段は安くはないです。
5分ほど歩くと温泉文化館という観光案内所があります。
中に入るとデスクがあり、担当の方が色々近くの観光名所等を案内してくれますが、中国語のみの対応です。中に入るとここの先住民族であるタイヤル族の紹介や谷関温泉の紹介ブースがあります。温泉の歴史についてのブースもあります。
四隅に黒いボックスが見えると思います。赤いボタンを押すと中にリカちゃん人形が入浴してる「ジオラマ」があるんですが、
チープすぎて何も言えねえ。
あまりにチープすぎて写真撮るのすら忘れました。ネットで写真を探しましたが、見つからなかったので、本当に写真を撮る価値すらないジオラマなんですね。もし行かれるようでしたら、ぜひ赤いボタンを押してご鑑賞あれ。
その裏には綺麗な公園が整備されています。
周りが自然で囲まれているのでリラックスできます。
で、その近くには吊り橋がかかっています。
下は吊り橋から撮った写真です。絶景です。
吊り橋自体はもちろん若干揺れはしますが、割と頑丈に作られています。怖くはないです。
一泊二日で来るにはぴったりの規模ですね。レンタカーで来れればベストですが、バスも結構見ましたので、アクセスは悪くはなさそうです。アクセスについては最後に書こうと思います。
宿泊したホテル
今回は特に温泉に行くことは当初予定しておらず、「そうだ、京都に行こう」的な感じで谷関温泉に来たので、適当に良さげな評価の割と高い「統一渡假村(Uni-Resort)」というリゾートホテルに泊まりました。ちなみに「統一」というのは台湾のコングロマリットで、様々な分野で有名です。リゾートホテルも経営しており、「谷関」以外に「馬武督」、「鹿港」、「墾丁」にホテルを構えています。
下の写真が泊まったホテルです。
2,700元(日本円で9,700円)で朝食付きダブルの部屋を予約しました。平日なのか、到着するとほぼ客がいない様子で、空気を読んだフロントの人が6Fのロフト付きの6人部屋に無料でアップグレードしてくれました。素晴らしいホスピタリティですね。山側の部屋だったのですが、眺める景色は最高でしたね。天気も晴れていたので、リラックスできました。
フロントマンさん、ナイス判断でしたよ!
次回もお世話になろうと思います。
ホテル内の各部屋に温泉がでる浴槽がある以外に、水着着用でワイワイみんなで楽しめる屋外温泉もあり、かな〜り小規模な「箱根小涌園ユネッサンス」の様相を呈しています。
※水着は持参しないといけません。忘れてもホテル内でも、また近くの店でも売ってますので、そこで水着と帽子を買えば大丈夫です。タオルはフロントでただで貸してくれます。
ここにYouTubeにリンクを貼っておきます。中国語ですがなんとなく雰囲気がわかると思います。
泉質は硫黄系の臭うタイプではなく「美人の湯」です。温泉から上がると肌がスベスベします。平日だったのでほとんど人がおらず、中年の常連さんがMy茶器を持ちより、茶を嗜みながら、だべりながら温泉に入っていました。おそらく1日いるパターンですね。ホテルとしては迷惑な客だと思います。
八仙山国家森林レクリエーションエリア
谷関温泉から車で10分くらい走る「八仙山国家森林レクリエーションエリア」があります。基本的にはハイキングコースが整備されており、自然の美味しい空気を吸い、山や川の景色を楽しみながら散歩できます。
八仙山の主峰の標高2,366mなので、その気になれば本格的な登山も楽しめます。地図を貼っておきますね。
引用元:林務局東勢林區管理處
入場料
平日:大人100元 休日:150元
(レンタカーで来た場合)駐車場代:100元
谷関温泉からのアクセス
残念ながら平日はバスが運行されておらず、休日のみの運行です。
谷関発:10:40と14:20の2本
八仙山発:10:55 と14:35の2本
超少ないですね。乗り遅れると大変です。ご注意ください。でも、歩いても1時間くらいの距離なのでなんとかなります。
谷関温泉からも近いので、時間があれば行ってみましょう!
アクセスについて
レンタカーで来るのをお勧めしますが、車の運転が不安な方はバスもあるので、ぜひチャレンジしてください。
台湾新幹線(高鉄)台中駅から谷関温泉までシャトルバスが出ています。
新幹線台中駅6番出口を出て、21番乗り場からバスが出ています。
料金:197元
所用時間:約2時間
結構バス出てますね!!1時間に1〜2本は出てます。
まとめ
谷関温泉、当初あまり期待はしていませんでしたが、天気が良かったのが幸いしたのか、かなり楽しめました。硫黄系の温泉が苦手なので、美人の湯は個人的にGOODでした。また、周りが自然に囲まれているので、本当にリラックスできます。
次回台湾に来られる時は、是非、谷関温泉まで足を運んではいかがでしょうか?
以上
台湾マスターでした。
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