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初心者同然の私が台湾最高峰【玉山】を登ってみたが案外イケる件。

初心者同然の私が台湾最高峰【玉山】を登ってみたが案外イケる件。

ど~もこんにちは。

台湾マスターです。

先日夏休みということで、友人に誘われて台湾最高峰の玉山という山に登ってきました。

登山好きの方なら聞いたことのある山だと思います。

なんてったって、

富士山より高いですから!

山をイメージするために緑色の字にしてみましたが、あまりインパクト無いですね。

まあ、そんなことどうでもいいですが、皆さん、富士山の標高って知ってます?答えは

3,776m。

で、台湾最高峰の玉山の標高はといいますと、なんと

3,952m!

もう一度言います、

3,952m!

です。

富士山よりも176mも高いんですね。台湾最高峰であり、東アジア最高峰の山でもあります。

そんな山に、初心者同然の私が登ってきましたので、レビューします。

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玉山とは??

玉山は日本統治時代は新高山と呼ばれていました。台湾を植民地とした当時、日本の富士山よりも高かったから「しい日本最峰のということで新高山になったそうです。

場所

玉山主峰は高雄、南投、嘉義の県境に位置しています。

こう見ると、台湾のほぼ真ん中ですね。

アクセス等については、ネットを調べる詳しく書いてある記事がたくさんありますので、そちらをご参照ください。

入山規制について

玉山は入山規制がされています。

1日に入山できる人数が予め決められているんですね。

日帰り登山の場合は、

1日60人

までしか登山許可がでません。

また、玉山主峰の下にある山小屋「排雲山荘」の宿泊可能人数も

Maxで116人

ですから、

1日に170人ちょっとしか入山できないということです。

覚えておきたい点として、排雲山荘への宿泊についてはなんと外国人枠が設けられています。

その数、

24人。

外国人を大事にする国、台湾。さすがですね。116人しか泊まれない山小屋に24人も外国人が泊まれるように取り計らってくれてるんです。

玉山は台湾でも、また世界的にも人気の山ですので、1日170人ほどの入山許可を取得するためには、ものすごい倍率の抽選を勝ち抜かなくてはなりません。

しかも日帰り登山に申請する人はかなり健脚の登山愛好家(3000m級の登山経験が必要)しか申し込めないので、実質的に山小屋に泊まる116人枠を争う形になります。

ニュースによると、玉山へは毎年約50万人が入山申請してそのうち5万人しか許可がでません。

10人に1人しか登山許可が出ないということです。

ちなみに2017年7月のある日には116人枠を4000人が申し込んだということで、倍率はなんと

34倍

です。

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何が言いたいかというと、

誰でも登れる山ではない。

ということです。

私はそんな山に登ることができたんですね~。

友人に全部おまかせしてたので、そんなことは全く知らず、登山当日に友人から教えてもらってはじめて知った衝撃の事実でした。

1日目

まず友人の運転する車で阿里山近くの奮起湖という場所まで行きました。

で、泊まったのが「奮起湖大飯店」というホテル。

セブンイレブンが隣にあって、非常に便利でした。ここでパンとか買って食料を調達します。

このホテルは「老街」というノスタルジックな街並みとなっており、昔懐かしの雰囲気を楽しめます。

そして上に登っていくと、奮起湖駅というこじんまりした駅にたどり着きます。

奮起湖駅は阿里山森林鉄道(路)の駅です。もともとは嘉義から阿里山までを結ぶ路線でしたが、度重なる自然災害のため、現時点では嘉義から十字路(奮起湖の次の次の駅)までを結ぶ路線となっています。

奮起湖駅看板。ここですでに海抜1403メートルです。

そして時刻表と路線図。

この奮起湖という場所で有名なのが「奮起湖弁当」と呼ばれる駅弁を発祥とする弁当です。現在は駅では販売されてませんが、ホテルとかで売っています。

それがこれ。

美味しいか美味しくないかと言ったら、

特別美味というわけではないです。

日本人が見たことないような具が入ってるので、もしかるすると不味いと感じる人もいるかも知れないですね。

私はこちらでの生活が長いのでなんとも思いませんが、正直、

めっちゃ美味いやん!

って叫ぶほど美味しくはないです。普通です。

1日目はこんな感じで終了しました。

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2日目:駐車場〜登山口

2日目は朝4:00に起きて玉山の入り口、「排雲登山服務中心」まで行きます。

朝5:30くらいに駐車場に到着しました。

そこから歩いて5分くらいの場所に「排雲登山服務中心」があるので、そこで登山許可証を見せます。私は外国人なのでパスポートも見せました。

確認が終了すると、塔塔加」という登山口まで車で送迎してもらいます。私が乗ったのは三菱の古いデリカでした。

10分くらいで登山口である「塔塔加」に到着します。

ちょっとガスってますが、雨は降ってないですね。

暑くもなく、いい感じの天気でした。

私の登山歴

私の登山歴ですが、全くの初心者で山に登ったことが全くないわけではなく、10年以上前に日本のアルプスに登ったことがあります。確か仙丈ケ岳だったっけな?

でも、それ以来、ハイキング程度の山には登ったことがありますが、いわゆる高山には登ってないですし、台湾の山も登ったことなんかないんで、まあ、

初心者同然です。

なまけたサラリーマン生活してますから、体力にもあまり自信がある訳でもありません。

いたって普通なノーマル且つアベレージな日本人です。

とは言いつつ、日本ではなく台湾に住んで働いてるので、ある意味アブノーマルです。

2日目:登山口〜排雲山荘

登山口から宿泊する排雲山荘までは

8.5キロ

あります。

登山口の標高が2,610mで、排運山荘の標高が3,402mあるんで、

標高差は792m

です。

標準タイムは4時間半です。

朝6時40分ごろ出発です。

こんな道や、

こんな道を歩いていきます。

入山規制してる為、混雑は皆無です。

しかも登山道もきちんと整備されています。トイレも途中にあります。臭いですがね。

階段や橋も結構ありますが、手すりが付いているので安心です。

危ない場所には鎖も付いています。

こういう感じ登山道をず〜っと歩く感じです。

急勾配はあまりないので、休み休み行けば楽チンです。

って言いたいところですが、

初心者にとっちゃぶっちゃけ楽チンではなかったです。

標高3,000mを越えたあたりから、息が上がり、ゆっくりゆっくり休みながらの登山になります。

しかもなんか頭が痛いような痛くないような。。。

ズキンズキンするようなしないような。。

もしかしてこれって。

高山病やないかい!!

この時、ふと登山の途中でみた看板を思い出しました。

高山病とは何か?(什麼是高山症?)

頭痛、ムカつき、呼吸困難等の症状だそうです。

呼吸困難やムカつきはありませんが、頭痛がします。

その後、急激にテンションが下がり、友人ともおしゃべりをやめて

黙々と歩くのみ。

途中、左足を微妙にくじいてしまって

軽い捻挫を発症。

写真を撮る元気すらなくなり、上で紹介した鎖場で撮った次の写真がこれ。

到着しとるやないかい!

はい、排雲山荘までワープしてます。標高3402mまでワープしちゃってます。

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2日目:排雲山荘

この間、たくさんインスタ映えするようなスポットや景色があったのに、

全てスルー。

1枚も写真に残ってません。今考えるともったいないです。

登れるチャンスなんてあんまりないのに。。

でもその時は登るのに必死だったんですね。頭が微妙に痛いし。

排雲山荘に到着した時、昼前の11時過ぎでした。出発してから4時間半くらいなんで、標準タイムで登って来れたことになります。

この時、頭は微妙に痛いですが、

食欲は旺盛です。

めっちゃ腹減ってます。

とりあえず腹は減ったけど、持参したパンではなくてもっとガッツリしたものが食いたい

そんなことを友人に伝えると、排雲山荘で昼飯を提供しているとのこと。

300元(日本円で1000円)と聞いて、

ちょっと高くね?

って一瞬思いましたが、まあ山の飯ってそれくらいするだろうと言うことで、頼んでみました。

鶏肉と豚肉が選べるそうですが、

とりあえずそんなんどうだっていい。

肉を食わせろ、肉を。

で、出された食事がこちら。

わかめスープ+豚肉+例の甘いソーセージ+しなびたブロッコリーみたいなやつ+かぼちゃ

でした。

スープ以外どれも冷えっ冷え。

とりあえず腹が減ってたので全部たいらげました。

しかし、もし平常時なら店の人捕まえて、クレーム言いまくって、

「ちょっと店長呼んで来い。」

って言うようなレベルの飯でした。

でも、山の飯ってこんなものなんでしょうね。食わせてもらってるだけありがたいと思わないとダメですね。

と言うことで、午後からはとりあえず休憩です。

写真を撮る元気がなかったので山荘の写真が全くなく、どんな状況なのか説明できないのですが、とりあえず寝袋を借りて部屋で昼寝しました。

部屋は二段ベットみないになっていて、一人当たりのスペースはだいたい

横1メートル・縦2メートル

といったところでしょうか。

すし詰め状態って言う訳ではなく、十分寝るスペースは確保できます。

頭がとにかく痛いんで、昼の2時ごろまで寝てました。

昼2時過ぎに目覚めたんで、ちょっと外に出てテラスでぼーっとしてました。

雲の流れが異様に早く、晴れたりガスったりの繰り返しです。

そうこうしてると夕方5時になり、夕飯の時間です。

夕飯は宿泊代とセットになっていました。

で、出された食事ですが、なんと

昼飯と全く一緒

でした。

え、デジャヴ??

見たことあるような光景に出くわすことをフランス語でデジャヴと言うそうで、日本語では既視感と言うそうです。

まさにデジャヴでした。

見たことあるよ、この肉とこの盛り付け!

そんなことを思いながら、夕飯をたいらげました。

夕飯を食った後は、すぐに寝ます。

なんせ翌日は2時起きですからね。

午後6時前には部屋に戻り、寝袋の中に入って寝ます。

ここからが悪夢の始まりです。

私は元来、他人がいるところで寝るのが苦手です。キャンプとか外で寝るのも大嫌いです。なんなら嫁の実家にいっても義理の親がいるからあんまり寝れません。

山小屋は完全にアウェーです。

すし詰め状態ではないにせよ、隣には会ったことも喋ったこともない60がらみのおっさんが寝ている。

しかも広東語っぽい言葉を話していたので香港人っぽい。

しかもしかも、

めっちゃイビキうるさい。

半端なくうるさい。

若者の言葉でいうと、おっさんのイビキ

マジパネェ。

耳栓なんかで対応できるレベルではない。

耳栓を忘れて持参してきていない私はもう。。

耳がどうかなりそうなくらいうるさく感じます。

蹴り飛ばしたらどうか。

夜中じゅう、真剣に考えましたが、見る限りおっさんはかなりの健脚

ストイックな修行を積んでそうなおっさんだったんで、返り討ちに遭ったらひとたまりもありません。

結局蹴り飛ばす度胸もなく耐えるしかありませんでした。

そうこうしていると深夜2時となり、部屋のほとんどの人が身支度を整え始めます。

2時半から朝ごはんの提供が始まるので、それに合わせて2時ごろから起き始めるんですね。

で、この時間から起きて山頂を目指す人は、全員山頂からのご来光を見に行く人たちです。

新聞も含め、「朝日」なんかに興味がない人はずっと部屋で寝ていてもいいんでしょうが、

深夜2時を過ぎるとゴソゴソと周りがうるさくなりだすので、寝続けることはまず不可能です。

実は私は朝日に興味はあまりなく、イビキおっさんのおかげで夜は全く眠れなかったので、ずっと寝ておきたかったのですが、友人は「ご来光主義」なんでついて行かざるを得ませんね。

2時半に食堂に行き、朝ごはんを食べます。

寝ぼけてるし、ちょっと頭痛いし、と言うことで、朝ごはんの写真を撮るの忘れたんですが、記憶が正しければ

刈包(中華まんの生地に肉を挟んだサンドイッチみたいなやつ)

・おかゆ

だったと思います。

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3日目:排雲山荘〜玉山北峰

午後3時過ぎに準備を整え、いざ出発です。

玉山主峰はご来光を見る人の行列がひどく、時間のロスに繋がるとのことで、まずは北峰を目指すことにしました。

外は真っ暗ですが、かなりの人が登っており、尚且つみんなヘッドライトを装着しているので、

道に迷う可能性はゼロです。

めっちゃ暗いので、川辺の「ゲンジボタル」を撮影した時の写真みたいになっちゃってますが、明るく見えるのは登山者のヘッドライトです。

このライトを手掛かりにとりあえず前の人について行けばいいだけです。

問題は、

排雲山荘から玉山主峰まで、急勾配が続くことです。

排雲山荘から玉山主峰までは2.4キロほどの距離で、標高差は550m

私がまず向かう北峰は途中までは玉山主峰のルートど同じです。

真っ暗なので登山道の状況はあまりよく見えないのですが、1つ分かることは

とにかく急勾配。

心臓破りの坂や階段が続きます。

休み休み登らないとやってらんねえ。

この時点で写真を撮ろうという元気はもうありません。ひたすら登るのみです。

登り続けると「風口」と呼ばれる風が強く危険な登山道に出ます。

下の写真は下山時、明るくなってから撮ったものです。

ここは落石の多い区間のためか、屋根が設置されています。

ここを登り切ると、主峰と北峰の分岐点に出ます。

もう200m登れば主峰到達ですが、私の目的地はそこから2.2キロ先の北峰なので、主峰には登らず北峰に向かいます。

この北峰に向かうルートですが、

せっかく登ってきたのに、かなりの勢いで下っていきます。

まあ、下りは楽勝だし、真っ暗なんで一瞬で下り終えた気がします。

そうですねえ。500mほど一気に下って、そこからだらだらとあまり勾配のない平坦な登山道を歩き、最後に一気に登る感じなのですが、ここで重大なことに気づきます

このまま北峰までシャカリキで登って、その後折り返して主峰に再度アタックする体力は残ってるのか?

答えはNoでした。

このままゆっくり歩いて北峰に登頂しても、主峰にアタックする体力は確実にない。

と言うことに気づいたので、北峰は諦めて主峰を目指すことにしました。

もちろん友人は体力が有り余ってるので北峰を目指し、主峰で合流する約束をしました。

3日目:北峰へ向かう途中〜主峰

登山では決断が大事。

とよく聞きますが、これは本当ですね。

勇気ある撤退があってこそ、未来が開ける。

今回私は北峰は登らないとの決断を下しましたが、これは間違ってなかったですね。

あのまま北峰に登ってたら間違いなく今回のメインである主峰に登る体力はありませんでした。

撤退を決断した時、北峰に向かう途中の道から主峰をとった写真がこちら。

壮大にそびえ立つ主峰。

今からこれを目指します。一番の難関は主峰と北峰の分岐点まで続く

激坂。

拡大して見ると、鎖が見えると思いますが、そこをひたすら登らなければなりません。

しかも石が重なって不安定なガレ場です。体力を奪われます。

10メートル登っては休み、10メートル登っては休み。

これの繰り返しです。一気に登りたいですが、息が上がって登れません。

そして休憩しているときに撮った写真がこちら。

向こう側に見えてるのが北峰です。

この鎖を必死に握りながら一歩一歩ゆっくり登ります。

1時間半くらいかけてやっと分岐点に到着です。この時、朝の7:10でした。

すでに太陽は昇っている時間です。

ここから200m上に登れば

主峰に到着です。

ゆっくりゆっくり上を目指します。ここからは危険度が増しますので注意が必要です。

まあ、危険といっても鎖が取り付けられてますので、それをしっかり握りながら登ればどうってことないです。

でも、高所恐怖症の人は無理かもしれません。下を見ればクラっとしてしまうような急傾斜ですからね。

結局当日は山頂はガスってたためご来光は見えなかったようでした。

私が分岐点から山頂をアタックするときはすでに7時過ぎていたので、山頂で記念撮影を終えた人が続々下山を始めていました。

残念なことに、分岐点から主峰まではもう気力しか残ってなかったので、写真は1枚もありません。とにかく岩場で急傾斜だったことは覚えてます。

1時間くらいですかね。必死のパッチで登ってついに、、

登頂成功です!!

パンもパンッパンに膨らんでます。

私が山頂に着いたときは、私以外に3人ほどしかおらず、山頂を独占したといっても過言ではない状態でした。

ガスっていましたが、時折晴れ間も見えたりしていました。

月並みな表現ですが、

山頂から見る景色はめっちゃ綺麗でした。

とりあえず山頂でパンッパンに膨らんだメロンパンを食べ、しばし休憩します。

必死に鎖をつたって山頂を目指す登山者に対し、文字通り上から目線で、

もうちょっとだぞ~!頑張れ~!

って、あたかも経験豊富な登山家みたいに叫んだりしてみます。

俺の方がお前より先に登頂してるんだぞ。

というような意味の分からん優越感に浸りながら続々と山頂を目指す下々の登山家を見つめます。

そうこうしていると友人も山頂に到着。

どうやら北峰への登頂を果たした模様。で、見せられた写真がこちら。

そしてこれ。

んん?

 

 

この感じ、

 

 

デジャヴ!!

 

 

 

山荘で食べたご飯以来のあの既視感!

 

 

画像:機動戦士ガンダム一年戦争ブログ

この時ニュータイプが反応した時の効果音が聞こえた気がします。私はアムロかもしれない。いや、アムロ以上バナージ未満か。

ま、そんなことはどうでもいい。

で、デジャブの原因がこれ↓

画像元:中央銀行券幣數位博物館

台湾で発行されている1,000元札の裏側の図柄は玉山北峰から見る主峰だったんです!!

さすがは台湾、否、東アジア最高峰の玉山。

お札の図柄にも選ばれるはずですね。

そんな友人の写真を見て感動すると同時に、北峰登頂を途中であきらめた悔しさが込み上げてきます。

まあ、北峰登ってたら間違いなく主峰を逃してたと思うので、北峰へのアタックは次回におあずけですね。

1時間くらい主峰の山頂で体力の回復を待って、それから下山を開始しました。

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3日目:玉山主峰~登山口

主峰を登頂後、すぐに思ったのは

早く家に帰りたい。

ということです。

2日間ろくに眠れてないし、体力も限界に近いしとにかく早く下山したい。そんな思いがありました。

でも、登山で危険なのは登りよりもむしろ下りだそうです。下りで足をくじいたりして滑落するケースが結構あるとのことで、慎重に下山します。

すると、天候がみるみる悪化していき、排雲山荘に着くころには大雨となりました。

排雲山荘で昼飯を食べ、そこから登山口に向かってひたすら下山します。

千代の富士が言った、

体力の限界・・・、気力もなくなり。。

というあの名言がず~っと頭の中で無限ループしてます。

早く帰りたい。しんどい。歩くのやだ。

そんな感じの3時間半でした。

午後3時。

無事に登山口に到着し、登山口で待機していた「排雲登山服務中心」の送迎バスに乗り、駐車場まで戻りました。

もう気づいた人もいると思いますが、

下山時の写真は一切なし。

必死でしたからね。

仕方ない。

次回、玉山登山に挑戦する機会がまた訪れれば、写真をバシャバシャ撮りたいと思います。

登山申請について

最後になりますが、玉山の登山申請については、上述の通り、ネットで申し込んだうえで抽選となります。

ホームページ:https://npm.cpami.gov.tw/

日本語もありますが、翻訳ソフトを使ってるせいか、内容がかなり意味不明です。

まず入山申請するための注意書きのページがあって、「同意」したあと申請を開始するんですが、

画像元:玉山国家公園ホームページ

とにかく日本語が怪しい。

普通こういった確認を促す最後の部分は「同意する」「同意しない」というような表記方法が多いですが、まさかの

「意見が合いません」

という選択肢が出現します。かなり反抗的な態度です。

こんな状態なので、日本語を慎重に解読しながら申請する必要がありそうです。

自分で申請するにはちょっとハードルが高いかもしれないので、台湾人の友人がいればその友人に頼み込んで申請をしてもらうか、玉山登山ツアーに申し込む方がよさそうです。ただ、日本の旅行会社主催の玉山登山ツアーはかなり値がはります

でも、中国語や現地事情がよくわからないなら、サポートも充実しているツアー会社に申し込んだほうが安心でしょうね。

私は友人に申し込んでもらったので、詳細についてはわかりませんが、外国人の場合はパスポートの写真を撮って提出する必要があります。

終わりに

初心者同然の私が台湾最高峰【玉山】登ってみたが案外イケる件。

というテーマで今回は玉山を紹介しました。

簡単にレビューしようと思っていたら、8,000文字を超える超大作となってしまいました。

「案外イケる」と書いていますが、限りなく「イケない」に近い「イケる」と思っていただいた方がいいかもしれないですね。

危なくはないので、体力さえあればなんとかなりそうですが、体調や体質によっては高山病がひどくなる可能性がありますので、やはり3000m級の山を1回でも登っておいた方がいいと思います。

近くにそんな高い山がなければ、玉山登山1か月前くらいから、近くの山を登ったり、高層階に住んでいる場合はエレベーターを使わずに階段を使ったりして足腰を鍛えておいたほうがいいでしょう。

来年も是非、台湾の高山に挑戦しようと思います。

以上

台湾マスターでした。