語学ができるメリットは他国の最新情報を自国の誰より早く入手できること。
どーもこんにちは。
台湾マスターです。
梅雨の時期は天気が不安定で嫌ですね。天パの私には非常にキツい季節です。
さて、今回は
語学ができるメリットとは何か??
書こうと思います。
私は台湾に長く住んでおり、中国語については人並み以上にしっかりガッツリ勉強したので、自慢ではないですがめちゃくちゃしゃべれますし、各種専門分野を含むどんな文章でも問題なく理解できます。まあその分日本語が怪しい部分もありますが。。。。
英語はまだまだ勉強中ですが、今後積極的に英語にも打ち込んでいこうと考えています。
この記事に注目!!
そんな語学習得がライフワークとなりつつある私が最近思ったこと。それは
語学ができれば他国の最新情報を自国の誰より早く入手できるじゃん!!
ということです。
まあ、超当たり前なことなんですけど、これは特に株式市場を見極める上で計り知れない大きなメリットとなります。
メリット1:トランプさんのTwitterを直で読める。
英語ができれば、トランプさんのTwitterが直で読めるようになりますね。もちろんグーグル翻訳とかの翻訳ソフトを使ってもだいたいの意味は理解できるかもしれませんが、おかしな表現が出てきたりと、まだまだ本格的に使える代物ではありませんね。
世界の株式市場、とくにアメリカ株を追っている人ならばトランプさんのTwitter砲が世界の株価に如何に甚大な影響を与えるか、痛いほどよく理解していると思います。
トランプさんはTwitterで経済問題に関するコメントを発表しています。
で、発言の内容によって、株価がいきなり上がるときもあれば、いきなり下がることもあったり、本当に厄介です。自国のアメリカだけじゃなく往々にして全世界に影響が出るので勘弁してもらいたいと思っている人も多くいるかと思います。
株式市場が開いている時にもたびたびTwitter砲をさく裂させますので、営業時間内に経済の発言をTwitterですれば、それがそのまま株価に反映されます。嫌になります。
トランプさんのTwitter砲その1
For Example.
最近では米中貿易交渉がほぼ合意に近づいたと誰もが思っていた矢先の2019年5月5日(日)。
For 10 months, China has been paying Tariffs to the USA of 25% on 50 Billion Dollars of High Tech, and 10% on 200 Billion Dollars of other goods. These payments are partially responsible for our great economic results. The 10% will go up to 25% on Friday. 325 Billions Dollars….
引用元:トランプさんのTwitterアカウント
って、いきなりTwitter砲がさく裂!!
英語が理解できれば、この発言の重大性はすぐに認識できるはずです。少なくとも
The 10% will go up to 25% on Friday.
この文章さえ理解できれば、5月6日月曜日の株式市場がどうなるか、ある程度の予想がつくはずです。
まあこの発言は日曜日の株式市場が閉まっている時のもので、翌日月曜日の世界の株式市場が開く前には世界中のあらゆる言語に翻訳されてニュース等で紹介されたので、株式市場が開く前に心の準備ができていた人も多かったと思います。
トランプさんのTwitter砲その2
そして、注目したいのが先週2019年5月30日(木)の発言。
On June 10th, the United States will impose a 5% Tariff on all goods coming into our Country from Mexico, until such time as illegal migrants coming through Mexico, and into our Country, STOP. The Tariff will gradually increase until the Illegal Immigration problem is remedied,at which time the Tariffs will be removed. Details from the White House to follow.
引用元:トランプさんのTwitterアカウント
メキシコの不法移民対策が遅々として進まないことを理由に、
On June 10th, the United States will impose a 5% Tariff on all goods coming into our Country from Mexico,…
とまたまたTwitterで宣言。世界中の人が不意を突かれましたね。
この発言は翌日の日本株に多大なる影響を与えました。6月4日現在もそうですね。米中貿易戦争と相まって、日経平均が20,000円割るんじゃないか?不安に思っている方も多いでしょう。
恐るべしTwitter砲。
でもこの時、英語ができるメリットを考えてみてください。
もし英語が全くできなければ、このトランプさんのTwitterの発言については日本のニュース等で翻訳されてから初めて知ることになります。記者がトランプさんのTwitterを見て記事を起こし、ニュースとしてアップするのに早くとも30分から1時間はかかりますね。
でも英語ができれば、この30分から1時間のタイムラグが発生しません。
もし株をやっている人ならば、日本企業のメキシコ投資状況について研究できる時間が、英語ができない人よりも30分から1時間多くもっているということになります。
Time is Money.
どの日本企業がメキシコに工場を設置しアメリカに多くの製品を輸出しているのか?
これを調査する時間的余裕が生まれます。
で、株式市場が開いた直後、メキシコについて何も研究していなかった投資家が噂などでパニック売りを開始しても、惑わされることはありません。
メキシコと関連のある企業と噂され、株価がドカーンっと下がっている企業があって、でも実のところメキシコではほとんど製品を製造しておらず、営業拠点を設けているだけだったというような調査が予め調査をしてわかっていれば、優良株を安値で入手するなんてことも十分可能です。
日本ではありませんが、台湾の電源管理と散熱ソシューションを提供するデルタという優良企業がありますが、このメーカーがいい例ですね。
米中貿易戦争とファーウェイ禁輸問題、そしてメキシコに生産拠点があってメキシコ関税問題に大きく関係のある企業を目され、トリプルパンチをくらって株価が下がりまくっていた企業でしたが、その後貿易戦争の影響も限定的で、ファーウェイとの取引も全体の1%以下、そしてメキシコには工場はなく営業所のみ、ということが判明し現在爆上げ中です。
予め徹底的な調査をしていれば底値で買うチャンスがあったかも知れない、典型的な例ですね。
トランプさん以外の情報
これ以外にも、英語ができれば「お騒がせ」のテスラのイーロン・マスクさんのTwitterの発言内容も理解できるようになり、テスラ関連株の動向に誰よりも早く反応できますね。と言っても、テスラの非上場化について発言して大問題になってからは会社の内情をツイートすることはなくなりましたが。。
また、世界的に権威のあるニュースサイト、たとえばブルームバーグとか、ロイターとか、AFPは元の文章は英語なんで、英語ができると、それだけで英語ができない人よりも何時間も早く情報を入手できますね。
このように語学ができれば、語学ができない人よりも早く他国の最新事情をダイレクトに入手できます。これは株や為替をやっている人なら本当に大きなメリットであり、リスク回避の手段ともなります。
メリット2:アップルの最新の動向が手に取るようにわかる。
これは中国語ができる場合のメリットになります。
まあ、いわゆるアップル信者か、株をやっている人にしかこのメリットのありがたみはわからないと思いますが。
ヤフーのニュースやYouTubeを見てると、ほぼ毎日アップル関連のニュースが取り上げられていますよね。
今年のiPhoneの仕様はどうとか、カメラが3つに増えるとか、SEサイズの全画面スマホが出るとかでないとか、いろんなニュースを見かけますが、
そのほとんどが台湾系のニュースサイトからの引用・転載です。
このブログの内の特に経済情報をご覧いただいている方ならご存知かと思いますが、アップルのサプライヤーリストを見ると、発表されているTOP200の企業中、台湾企業が最大勢力となっています。
そういうことから、
アップルの新製品情報が台湾企業から漏れる
ということがよくあります。
そらそうですよね。いくら秘密保持契約を結んでいても情報を完全に社内に封じ込めることは不可能に近いですよね。どれだけ統制をかけても、やはりどっかから漏れてしまいます。仕方のないことです。
で、そういうアップル関連の情報というか噂が毎日毎日台湾では報道されており、
今年から○○会社がアップルのサプライヤー入りした!!
とかの情報が流れたとたん、その企業の株がストップ高になったりしています。
こちらでは日常茶飯事ですね。
最近では鈺創科技(Etron)というIC設計の会社のThunderbolt 3 40GbpsのケーブルコントロールICがインテルとアップルの認証が通ったとのニュースが報じられ、ストップ高になったりしました。まあこの企業は社長自らペラペラしゃべってるんで、
そんなんでいいの?
って思ったりしますが、とにかく、アップル関連のニュースが毎日経済新聞を賑わせています。
で、
本題に戻りますが、アップル関連のニュースは台湾発のものがほとんどであるため、中国語が理解できれば日本の誰よりも早くアップルの新製品情報を入手できることになります。
例えば、新機種に搭載される部品や仕様が分かれば、それに関連する技術を持った企業を調べたりして、他の人よりも早くその企業の株を買ったりすることができますよね。
もちろん、機関投資家とかファンドとかの情報量にはかないませんが、少なくとも一般の個人投資家よりも早く情報を入手できることになります。
また、アップルの新製品情報の噂を中国語で読めれば、日本の誰よりも早くそれをブログの記事にしたり、YouTubeのネタにしたりしてアクセス数を稼ぐこともできますよね。
私は毎日、日経新聞も読んでいますが、日経新聞もアップル関連のニュースは台湾の経済新聞を引用している場合が結構あって、その場合は台湾で情報がでてから1日~2日遅れて日本で報道されるということがあります。
中国語ができれば、日経より情報を先どりできるんですよね。
このように、中国語ができればアップルの新製品情報をダイレクトに入手できます。
また、台湾企業は中国にたくさんの工場を持ってますから、米中貿易戦争が起こってからの現地の状況などを中国語のニュースを通じて別の角度から知ることもできますね。
終わりに
語学ができるということは、ほんっとうに多くのメリットがあります。
今回は主に経済的なメリットについて書きましたが、経済面以外にもたくさんのメリットがあります。
日本人以外の友達ができたり、添乗員なしで外国に一人で旅行に行けたり、外国語のドラマを字幕や吹替なしで見れたり、友達にドヤ顔できたり、デメリットなんかないですよね。
どんな言語でもいいと思いますので、ボケ防止に、頭の体操に、新しい言語にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか??
以上
台湾マスターでした。
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