マジメな話題から笑える小噺まで。ニッチな台湾を紹介します。

日本人が台湾でクレジットカード作れるの?

日本人が台湾でクレジットカード作れるの?

お疲れ様でございます。

台湾マスターです。

あなたはクレジットカード、持ってますか?

日本では「現金主義だ!!!」

っていう方もまだまだ多いんじゃないでしょうか?しかし、海外生活者なら確実に持っていることでしょう。クレジットカードがないと非常に不便ですよね。さてさて、今回は台湾でクレジットカードが作れるのか?について語ります。

申し込み条件と必要書類について

まず、クレジットカードの申し込み条件を見てみましょう。

下は大手の中国信託の一般的なクレジットカードの申し込み条件です。

これを例にして説明します。

簡単にまとめると、

・満20歳以上であること。

・年収が20万元以上(JPY約70万円)あれば「普卡/普通カード」が申請可能。

・年収が20万元以上(JPY約70万円)あれば「金卡/ゴールドカード」も申請可能。

・年収が30万元以上(JPY約105万円)あれば「白金卡/プラチナカード」申請可能。※ちなみに台湾でいう「金卡/ゴールドカード」は名称が「ゴールド」なだけで、ごくごく一般的なカードです。また「白金卡/プラチナカード」も特にステータスのあるカードではないです。

・満15歳以上は家族カードの申し込みが可能。

・満20歳以上の学生でも申し込み可能。ただし本カードのみで家族カードは付与されない。

・20歳未満の家族カードの申込者については法定代理人の署名による同意が必要。

必要書類

・申込書

・申し込み者の身分証明書(台湾では身分證といいます。)のコピー。

・源泉徴収票等による財力証明。EX.直近3ヵ月の収入証明や直近6ヵ月の普通預金通帳のコピー。

・外国人は「居留証」の裏表のコピー及びパスポートのコピー

↑ここ大事ですよ。

・学生は学生証の裏表のコピーのほか、源泉徴収票や給与振込の銀行通帳等による財力証明書類。

と、なっております。

なので、

外国人でも台湾でクレジットカードは作れます。

居留証があって、仕事があって、且つ年収が20万元以上(JPY70万円)ある人はつくれます。なので、台湾で働いているだいたいの日本人はクレジットカードをつくれます。ここでは中国信託を例にとってみましたが、今では台湾のほとんどの銀行で外国人が台湾のクレジットカードをつくれます。

ただ、注意が必要なのは銀行によっては保証人が必要になってきます。たとえば、「兆豐銀行」のホームページには申し込み条件に「外国人は保証人が必要」とはっきり書いてあります。「富邦銀行」のホームページにも「保証人を要求する場合がある」と書いてます。

ちなみに私は以前に中国信託と、試しにアメックスのカードを申し込みましたが、どちらも保証人は必要なく、審査に通りました。ただ、どちらも審査中に

仕事場に電話がかかってきました。

いずれにしましても、台湾の銀行のホームページを見ると、クレジットカードの申し込み条件が載ってますので、条件をクリアできればほぼほぼ確実に審査は通ります。興味のある方は、是非各銀行のホームページを見てください。

※デビットカードであれば、さらに条件が緩和され保証人も必要無いようです。

Advertisement

年会費について

年会費については、日本と一緒でグレードによって異なります。上で紹介した中国信託の一般的なカードだと、初年度は年会費無料です。2年目からは

普通カード:本カード、家族カード共に年会費300元(JPY約1,000円)

ゴールドカード:本カード、家族カード共に年会費600元(JPY約2,000円)

プラチナカード:本カード年会費1,500元(JPY約5,400円)家族カード750元(JPY約2,700円)

ただし、1年間に以下の金額をそのクレジットカードを利用して支払った場合、年会費が免除されます。

普通カード:本カード年間利用6,000元(JPY約21,500円)/家族カード3,000元

ゴールドカード:本カード年間利用6,000元(JPY約21,500円)/家族カード3,000元

プラチナカード:本カード年間利用12,000元(JPY約43,000円)/家族カード6,000元

中国信託以外の他の銀行のクレジットカードもほとんど同じような内容で、一般的なステータスのないカードであれば、予め規定された利用金額使用回数を超えれば、翌年は年会費無料になります。

一般的に日本で言う「プラチナカード」レベルになると、年会費はおよそ5,000元程です。中国信託で自分で申し込みができる一番上のクラスのクレジットカード(鼎極卡ding3 ji2 ka3)はそのプラチナにあたり、本カード、家族カード共に年会費5,000元(JPY約18,000円)です。

ちなみに、中国信託では「招待制」のブラックカード「鼎尊卡ding3 zun1 ka3」家庭会員というのがあり、年会費はなんと

150,000元(JPY54万円)!!

一般会員でも年会費は100,000元(JPY約36万)です。年収600万元(JPY2,160万円)以上のVIP顧客が対象とのこと。台湾にもすごいお金持ちの方が多いですからね。ただただ「すごい。」の一言です。

Advertisement

台湾のクレジットカードの特典について

これはステータスによって差が大きく出る部分ですね。

上と同じく、中国信託の一般的なカードを例にとって見てみましょう。

・ポイント2倍

・旅行保険(利用付帯)

→80%以上のツアー費用を支払うか或いは航空券の費用を全額カードで支払った

場合に付帯します。死亡時の保険金は以下となってます。

普通カード:450万元(JPY約1,600万円)

ゴールドカード:1,200万元(JPY約 4,300万円)

プラチナカード:2,000万元(JPY約7,200万円)

・航空便遅延&手荷物遅延保険

普通カード:7,000元(JPY約25,000円)

ゴールドカード:7,000元(JPY約 25,000円)

プラチナカード:10,000万元(JPY約36,000円)

・ロストバゲッジ保険

普通カード:20,000元(JPY約72,000円)

ゴールドカード:20,000元(JPY約 72,000円)

プラチナカード:30,000万元(JPY約108,000円)

・空港駐車場(利用付帯)年2回、1回につき5日間まで無料

→80%以上のツアー費用を支払うか或いは航空券の費用を全額カードで支払った

場合に利用できる。

・特約店でのショッピングの分割払い金利無料。

などなどです。

上記以外に、年会費の高いカードを所有すると、次のような特典がつきます。

・高額な旅行傷害保険。

・空港ラウンジ無料

・プライオリティパスの進呈

・出国時タクシーにて送迎。

・高級ホテル割引。

・市内コインパーキング毎日3時間無料

などです。

まとめ

いかがでした?

居留証を取得してこちらで収入のある会社員の皆さまは、源泉徴収票や普通預金のコピー等を準備すれば、問題なく台湾の銀行発行のクレジットカードをつくることができる。

と言うことでした。

ここで働く皆さま、もしまだ持ってなければ、一度申し込みをしてはいかがでしょうか?

以上

台湾マスターでした。