マイニング?挖礦?台湾との関連性は?
お世話になっております。
台湾マスターです。
今日のテーマは仮想通貨に関連のある言葉です。皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
そう、「マイニング」です。
マイニングとは採掘という意味ですが、仮想通貨と採掘ってなんの関連があるのか、チンプンカンプンですよね。
私も2年くらい前から聞いたことがあった言葉でしたが、1年くらい前にやっとマイニングって何なのかの意味がわかりました。わかりましたと言っても、マイニングがどういうことなのか少し理解できただけで、その真髄についてはいまだによく分かりません。すでにネット上にはたくさんのマイニングに関する秀逸な説明が出てますから、ここでは説明せずに、「マイニング」と台湾との関連性を話そうと思います。
マイニングを中国語では何と言う?
マイニングを中国語では「挖礦wa1 kuang4」と言います。採掘という意味です。「挖wa1」は掘ると言う意味で、「礦kuang4」は地下に埋まっている鉱石鉱物のことです。「鉱物を掘る」ということで「採掘」。ここ1年くらい、特に去年の夏ごろから投資や株の世界で聞かない日はないくらい有名な言葉になりました。昨年度の流行語大賞をあげたいくらいです。ほぼ毎日この単語を聞いてましたね。ちなみにマイニングブームは「挖礦潮wa1kuang4chao2」とか「挖礦熱wa1kuang4re4」と言います。
マイニングには何が必要?
採掘するには何が必要ですか?
60年くらい前に軍艦島の住民に聞いたならヘルメットとツルハシと答える人が多くいたでしょうが、今は21世紀。採掘作業にそんな代物は必要ありません。
マイニングするにはパソコンが必要
ただし、普通のパソコンでは話になりません。ものすごい量の計算式を誰よりも早く解いていかなければならないため、超ハイスペックのパソコンが必要になってきます。
では超ハイスペックなパソコンを製作するには何が必要ですか?
高性能なマザーボードが必要です。高性能なグラフィックボードが必要です。効率よく且つ強力に放熱するための冷却機関が必要です。安定した電源を供給する電源装置も必要です。
このように、マイニングするにあたって、高性能なパソコンが必要不可欠です。
マイニングと台湾企業
台湾は昔からパソコン関連企業が多く存在します。大手のPCメーカーであるASUSやacerは日本でも有名ですよね。ASUSとacerは台湾企業です。大手の企業があると言うことは、その部品を供給するサプライチェーンが存在するということです。なのでPC関連企業が台湾にたくさんあるのです。
しかし、昨今スマートフォンやタブレットの台頭により、パソコンが一気に売れなくなり、業績はジリ貧に。2年前まではPC関連企業の株価は全く冴えませんでした。
しかし3年ほど前からe−Sportsが世界中で盛り上がりを見せ始め、高性能なゲーミングPCが売れるようになってきました。そして、昨年から仮想通貨の高騰によりマイニングブームが世界中で発生。上記で述べた高性能部品が飛ぶように売れ出した訳です。
高性能な部品は値段が高いです。部品単価が高いと言うことは、利益率が高いということです。
良いものは高い。
当たり前ですね。しかもそんな高額で良いものが飛ぶように売れて、供給が追いつかなければメーカーは否応無しに値上げします。値上げしても買う人がたくさんいるからです。そうなるとどうなるか?企業の業績がうなぎのぼりです。売上高だけでなく利益率も大幅に上昇します。利益が大幅に増えると言うことは、結果として高配当に繋がるんですね。
そう言うわけで、昨年夏頃からいわゆるマイニング関連株に火がつき、マイニング関連株の株価が急上昇したと言うわけです。
マイニング関連株について
半導体関連:智原/世芯-KY/創意/台積電
マザーボード・グラフフィックボード:微星/麗泰/映泰/華擎/技嘉/撼訊
受動素子:美桀
その他関連部品:曜越/瀚荃/台達電
この中でも特に「撼訊(TUL)」の株価が大変なことになっています。2017年6月下旬には1株20元くらいでしたが、2018年3月5日に1株335.5元を記録しました。10ヶ月足らずで株価が16倍以上になったのです!!テンバガーとかのレベルではないですね。今後どうなるかはわかりませんが、アナリストの意見だとまだまだマイニング関連株は伸びるとの予測です。
まとめ
マイニングと台湾、意外と関係があったんですね〜。しかし何でこんなにも人気が出るのか、ビットコインとか仮想通貨に全く興味がない自分には分かりません。確かに、制度も整い始め世界的にも決済手段としての地位も固めつつありますが、いまだに胡散臭い感じがします。マウントゴックス事件があってからは、日本人は特に仮想通貨については眉唾物ですよね。投資ではなく投機だと私は思いますね。なので、「挖礦潮」も私とは関係がありません。
以上
台湾マスターからの報告でした。
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